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Love triangle +1
第8章 繋がらない繋がり
「もう一回、イってみせて」
「あぁん!」
「可愛い真理愛をいっぱい見たい」

技巧的な面だけを切り取れば、上手く事を進められる相手はいくらでもいるだろう。
一番身近な比較対象は双子の兄弟。
彼らの方が遥かに長けているのは、疑いようがなかった。
だけど今、双子相手に勝るとも劣らない快感を得ようとしている。
好きだから。
それだけで、心と体は何倍にも喜ぶ。
単純明快だった。

「はしたないなんて思わない」
「……っ!」
「はしたなくてもいい。真理愛の事、もっともっと沢山知りたい」

矛盾した台詞を、塁は吐く。

「俺になら、いいだろ」

いつになく強い口調で、塁はいよいよ有無を言わせない。

「俺は真理愛の彼氏だから。俺だけはどんな真理愛だって見る権利がある」
「ん。んっ!」
「真理愛、俺の事好き?」
「だい、すき……っ!」

真理愛に覆い被さり、その体への愛撫を続けながら、塁は無我夢中で彼女の口唇を貪る。

「俺も大好きだ。真理愛が、とっても」
「私も、すき。いっぱい、塁がっ」
「エッチも好き?俺は好きだよ、真理愛とのエッチがとっても」
「だいすき。だい、すき……ぃ!」

掻き抱くように、自分を真理愛は塁の背にしがみ付く。

「塁がすき。塁とのエッチがだいすき。だから、イク!イクの!あ、あぁぁ……っ!!」

恋人の背中に爪痕を残し、真理愛は今夜二度目の絶頂を迎えた。
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