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Love triangle +1
第1章 礼音
「深夜に夜這いかけて、女子高生の処女奪った人には言われたくない」
自分に跨る彼の頬が、ぴくりと動く。
引き攣った顔は、明らかに不愉快さを滲ませていた。
「何年前の話してるんだよ。事ある毎にいつもいつも」
「7年前。衝撃の初体験だったから、一生忘れられるはずがない」
「最低限の痛みで済むように、優しくしてやったろ。いい加減そういう言い方やめろ」
「未成年無理矢理犯しておきながらよく言う。合意ない性行為の強要は立派な犯罪――」
かつての真夏の行為を彼女が持ち出すのも。
即座に彼が異を唱えるのも。
それに彼女が反論するのも。
二人の間では、珍しい事ではなかった。
そして最後は、苛立ちを募らせた彼によって彼女の唇は荒々しく塞がれる。
少しも違わない、一連の流れだった。
有無を言わさず挿入された舌が、ねっとりと口の中を掻き回す。
可能な限り声は発しないようにしてみるものの、それはすぐに敵わなくなる。
「う、ん……っ」
唇と唇の僅かな隙間から漏れた嬌声を、彼は聞き逃さない。
調子づいた彼によって増々口付けは激しくなり、やがてお互いの荒々しい息遣いがリップ音に混じり始める。
自分に跨る彼の頬が、ぴくりと動く。
引き攣った顔は、明らかに不愉快さを滲ませていた。
「何年前の話してるんだよ。事ある毎にいつもいつも」
「7年前。衝撃の初体験だったから、一生忘れられるはずがない」
「最低限の痛みで済むように、優しくしてやったろ。いい加減そういう言い方やめろ」
「未成年無理矢理犯しておきながらよく言う。合意ない性行為の強要は立派な犯罪――」
かつての真夏の行為を彼女が持ち出すのも。
即座に彼が異を唱えるのも。
それに彼女が反論するのも。
二人の間では、珍しい事ではなかった。
そして最後は、苛立ちを募らせた彼によって彼女の唇は荒々しく塞がれる。
少しも違わない、一連の流れだった。
有無を言わさず挿入された舌が、ねっとりと口の中を掻き回す。
可能な限り声は発しないようにしてみるものの、それはすぐに敵わなくなる。
「う、ん……っ」
唇と唇の僅かな隙間から漏れた嬌声を、彼は聞き逃さない。
調子づいた彼によって増々口付けは激しくなり、やがてお互いの荒々しい息遣いがリップ音に混じり始める。

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