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Love triangle +1
第4章 背徳の戯れ
「真理愛。ほら、あーんして」

炭火で焼き立ての高級和牛を箸に挟んで差し出され、真理愛はおずおずと口を開けた。

「熱いから、火傷しない様に気を付けてね。大丈夫?……どう、美味しい?」

固唾を呑んで見守る利音に首を振ってみせれば、彼の表情がぱっと明るくなる。

「次は何がいい?上タン塩にしようか?真理愛、好きだったよね?俺と一緒」
「利音、あのね」
「それともまた上カルビ?あ、サーロインも美味しいよなあ。礼音の奢りだから、高いやついっぱい食べな」
「利音、だからね」
「あ、肉連続ってもあれか。野菜焼いてあげる。玉ねぎ?ピーマン?真理愛苦手なのなかったよね?」
「利音ってば!」

真理愛が痺れを切らせば、利音はきょとんとした顔でピーマンを焼く手を中断した。

「私、一人で食べられるから」
「うん。いっぱい食べな?」
「いい加減ウザがられてるのに気付けよ。焼肉奉行は程々にして、自分の分だけ焼いて食え。それからここは俺とお前の割り勘だ」

まるで分かってない風の利音に困っていれば、横から助け船が出される。
そして支払いの件をしっかり伝える事も忘れない。
真理愛の右隣りに座る礼音の冷やかな忠告に、利音がむっとする。
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