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Autamoon(秋月夜)
第11章 酒淫(しゅいん)
 ③

 え…

 もうできないって…

 まさか…

 わたしはその言葉に一気に焦燥感を感じ、思わず下半身を見てしまう。

 まさか…

 ヤった?、ヤられた?…

 もちろん、わたしは処女…

 いや、キスさえも、ううん、男と付き合った事さえありません…

「えっ、ま、まさか…」

 思わず声を漏らしました…

 すると…

「おい、おい、まさか…じゃねぇよ」
 と、まるで呆れたかの様な顔と声音です。

「え…」

「え、じゃねえよ…」
 するともう一人は苦笑いをしながら呟いてきました。

「…………」

 わたしには、何が何だかわかりません…
 ただ、胸がザワザワと騒ついています。

「えっ、ま、まさか、覚えてねぇの?」

 コクンと頷くと…

「うわぁっ、マジかぁ?」

「ええっ、あんなに淫れてたくせにぃ?」
 と、二人が同時に言ってきました…
 それも、呆れたかの様な顔をして。

「………」
 わたしは言葉を無くしてしまいました…
 だって本当に、全く覚えてないのですから。

「うわぁ、マジかぁ、マジみたいだなぁ…」
 すると、一人がそう呟き…
「じゃあ、仕方ねぇ、教えてやるよ…」

 そして、昨夜の話しをしてきたのです…


 わたしは勧められるままにかなりの勢いでイッキ飲みをし、挙げ句酔い潰れ、そしてこのサークルの先輩の男二人にこのラブホテルに連れ込まれ…

「これはさ、ウチのサークルの伝統だから…」
 と、一応、訳のわからない言い訳をしてきました。

 そして、わたしを抱いた…

「だけどよぉ…」

 一人が終わり、もう一人の男に代わり、抱き寄せられた瞬間に…

「なんか、まるでスイッチが入ったみたくなってさぁ…」

「そう、俺が挿れたら、いきなり…」

 二人目の男に挿れられた瞬間に、わたしがもう一人の男の腕を掴み、引き寄せ、なんと挿れられたまま、チンポをしゃぶり始めてきたのだと…

 そして…

 そこからは狂ったように…

『もっと、もっとぉぉ…』
 と叫びながら、二人の男を取っ替え引っ替えしてヤりまくり…

『もっと、もっとよぉ…』
 と、乱れに淫れ、挙げ句、バタンと寝たそう…



「ま、マジですか…」

 わたしは思わず、そう呟いた…




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