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バガテル第25番イ短調 (エリーゼのために)
第1章 エリーゼのために…
104
そして僕と葵さんはたくさんのショップを巡りながら、たくさんの洋服を買った…
いや、僕は、買ってもらったんだ。
それも、もちろん全部女の子の服と靴と、下着も…
「これで、明日から楽しみね」
「え?」
「ほら、これで毎日女の子になれる」
「あ…うん」
「これからは毎月さぁ、お買い物に行こうよぉ、色々買ってあげるからさぁ」
「え、あ、でも…」
「大丈夫、大丈夫よ、ウチはお金持ちだからさぁ」
確かに葵さん家はお金持ちだ、だけど…
「大丈夫、お父さまは、わたしの好きにしていいよって云ってくれているから」
それはそうだけど…
「え、じゃあ、駿は女の子にはなりたくないの?」
「あ、いや…」
それは、もちろん…
なりたい…
「でしょう、女の子になるのはお金も掛かるのよ」
と、葵さんは明るく言ってきた。
そして、もうこの姿にすっかり馴れた僕は…
こうして二人で買い物をしていても平気になったし…
気持ち良く感じてもいた…
なぜなら…
女の子の服って…
男と違って、華やかで、明るくて、綺麗だから…
もう…
止められないかも…
僕はすっかり女の子の喜び的なモノを感じていた。
すると…
「ふうぅ、ヤバい、疲れちゃったわ」
「あ、だ、大丈夫ですか?、ごめんなさい」
「え、なんで謝るのよ」
「だって…」
そうなんだ、葵さんはずうっと、ほぼ毎日家に籠もって生活してたんだ…
だからいきなりこんなショッピングモールに出掛けたりしたら、疲れるに決まっていたのに…
「ごめんなさい、気付かなくて…」
「ううん、ヤダなぁ、謝らないで…」
そもそもわたしが来たいって言ったんだからさぁ…
「帰りはタクシーにしましょうね」
そして僕達はタクシーで帰宅した。
「あ、お父さま達帰ってきてる」
葵さんはガレージの車を見て言ってきた。
「え、あ…」
じゃ、女の子の姿じゃヤバいんじゃ?
「大丈夫よ、平気よ」
葵さんは普通にそう言うのだが、普通にどう考えても…
平気な筈がない…
だって、この前ご両親に紹介された時には…
男として挨拶をしたのに…
「大丈夫、平気よ」
葵さんは僕のそんな心配を他所に手を引き玄関を開けた。
「ただいまぁ、帰りましたぁ」
そして僕と葵さんはたくさんのショップを巡りながら、たくさんの洋服を買った…
いや、僕は、買ってもらったんだ。
それも、もちろん全部女の子の服と靴と、下着も…
「これで、明日から楽しみね」
「え?」
「ほら、これで毎日女の子になれる」
「あ…うん」
「これからは毎月さぁ、お買い物に行こうよぉ、色々買ってあげるからさぁ」
「え、あ、でも…」
「大丈夫、大丈夫よ、ウチはお金持ちだからさぁ」
確かに葵さん家はお金持ちだ、だけど…
「大丈夫、お父さまは、わたしの好きにしていいよって云ってくれているから」
それはそうだけど…
「え、じゃあ、駿は女の子にはなりたくないの?」
「あ、いや…」
それは、もちろん…
なりたい…
「でしょう、女の子になるのはお金も掛かるのよ」
と、葵さんは明るく言ってきた。
そして、もうこの姿にすっかり馴れた僕は…
こうして二人で買い物をしていても平気になったし…
気持ち良く感じてもいた…
なぜなら…
女の子の服って…
男と違って、華やかで、明るくて、綺麗だから…
もう…
止められないかも…
僕はすっかり女の子の喜び的なモノを感じていた。
すると…
「ふうぅ、ヤバい、疲れちゃったわ」
「あ、だ、大丈夫ですか?、ごめんなさい」
「え、なんで謝るのよ」
「だって…」
そうなんだ、葵さんはずうっと、ほぼ毎日家に籠もって生活してたんだ…
だからいきなりこんなショッピングモールに出掛けたりしたら、疲れるに決まっていたのに…
「ごめんなさい、気付かなくて…」
「ううん、ヤダなぁ、謝らないで…」
そもそもわたしが来たいって言ったんだからさぁ…
「帰りはタクシーにしましょうね」
そして僕達はタクシーで帰宅した。
「あ、お父さま達帰ってきてる」
葵さんはガレージの車を見て言ってきた。
「え、あ…」
じゃ、女の子の姿じゃヤバいんじゃ?
「大丈夫よ、平気よ」
葵さんは普通にそう言うのだが、普通にどう考えても…
平気な筈がない…
だって、この前ご両親に紹介された時には…
男として挨拶をしたのに…
「大丈夫、平気よ」
葵さんは僕のそんな心配を他所に手を引き玄関を開けた。
「ただいまぁ、帰りましたぁ」