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  バガテル第25番イ短調  (エリーゼのために)
第1章 エリーゼのために…
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「あ…は、はい、そうなんです…

 あ、だから、嫉妬なんてしなくたって、僕のことは何だって分かるじゃないですかぁ…」


「うん、そう、そうだね」

「そうですよぉ」

「でもぉ、そうかぁ、そうなんだぁ」
 と、葵さんは満面に笑みを浮かべ、頷きながら呟いてきた。

「しゅんもさぁ…」

 本当に、かわいい…

「おちんちんのある女の子になってきたんだねぇ」

「あ…は、はい…」

 そう、僕はこの…

『おちんちんのある女の子』に…

 もうすっかりハマってしまっていたんだ。

 でも…

 だからといって…

 性的嗜好の対象が男性なわけでも無く、そして女性でも無く…

 あくまでも葵さん一人…

 それもおちんちんのある妖艶な美人の葵さんだけなんだ…


「あらぁ、よいわぁ、駿がさぁ、どんどんわたし好みの…」

 おちんちんのある美少女と…

 とってもかわいい魅力的な美少年の…

「うーん、両方になってきてぇ…

 堪らないわぁ…」


「あ、でも僕もひとつ心配があるんです」

「え、あ、うん、大丈夫よ」
 すると葵さんはすかさず答えてきた。

「え、な、あ、そうか…」

 そうだった、僕の心の中の想いはなんでもお見通しなんだっけ…

「うん、なんでも分かっちゃうからね」
 と、笑みを浮かべ…
 
「全然大丈夫よぉ…」

 わたしだってぇ、駿と同じ想いだしぃ…

 それにぃ、駿以上な女の子なんてさぁ…

「居るわけないじゃん…

 それにぃ、わたしはそんな軽くないからね…」
 と、怒ってはいないのだが、キッと睨んでくる。

「あ…ご、ごめんなさい…」

 そう、僕は…

 どんどんと妖艶で魅力的に綺麗になっていく葵さんを見て…

 そして、この春から高校へ女子として進学する葵さんが…

 モテて、いや、モテまくりになるのは必至であると…
 心配してしまったんだ。

「それにさぁ、そんなことこの心がするわけがないからぁ」
 と、笑い、胸、いや、心臓に手を当てて葵さんはそう言ってきた。

 あ、そうか…

 あの心が…

 僕の杞憂だ、いや、僕も嫉妬なんかなぁ…

「うん嫉妬よ…」

 でも、嬉しいわ…




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