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  バガテル第25番イ短調  (エリーゼのために)
第1章 エリーゼのために…
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「髪型だってぇ、カッコ良いしぃ…」

 そうなんだ、断然に、普通に男の子としての時間は長い訳だから、より男として意識する様にと、本来は伸ばしたいところを、刈り上げ気味で、ツンツン系のソフトモヒカン風に敢えてしていた…

「そしてぇ、スラッとして、爽やかだしさぁ… 
 綺麗だしぃ…
 それにい、勉強もさぁ…」

 確かに葵さんの家庭教師により勉強の成績も、とうとう…
 学年で10番位内に入ってきていたんだ。

「だからぁ、綺麗でぇ、勉強も出来てぇ、カッコいい男の子にぃ…
 そしてぇ、おちんちんも前よりかなり大きくなってきてるしぃ…」

「あ、いや、おちんちんは…」
 
 でも、確かに、この思春期の成長期に、ほぼ毎日の様に葵さんと愛し合っている刺激により、かなり、おちんちんは成長はしてきているのは…
 自覚していた。

 前は仮性包茎気味だったけど、今は完全にムケて、亀頭も大きく張りが出てきているように感じていた…

「キレイでカッコよくえさぁ、勉強も出来るぅ、男の子の駿になってるわよねぇ…」

 ううん、変身してきてるわよねぇ…

「き、キレイで、カッコいい…」

「ねぇ駿…
 本当はさぁ、モテてるでしょう?」

「え、あ…」
 
 葵さんの目が光る…

「ねぇ、最近、学校でモテてるんじゃないのぉ?…」

「あ、いや…」

 ま、マズい…

 ダメだぁ、葵さんに心を読まれてしまう…

「あらぁ、ほらぁ、そうなんだぁ…」

 実は…
 ここ、この一ヶ月あまりに…

 後輩から二人ほど…

 同級生からも二人ほど、ラブレターとアドレスを訊かれていて…

 それを、瞬時に想い浮かべてしまったんだ。

「やっぱりねぇ、ふぅん、そうなんだぁ…」

「あ、いや…」

「でもさぁ、よくさぁ、わたしに隠せたわね?」

「え、だってそれは…」


 それは…








 
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