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バガテル第25番イ短調 (エリーゼのために)
第1章 エリーゼのために…
36
「お父様もお母さまもね
葵さんの好きにしていいよって、そう言ってくれているの…」
「え…」
「だって、お医者様も、お父様も、お母さまも、わたしも…」
みんな、このわたしの心が安定して、症状も病状も落ち着いてきているのは…
「駿の存在と、存在感のおかげだって…」
「え、ぼ、僕のおかげ…」
本当に驚くことばかりなんだ…
「うん、そう、全部、駿のおかげなの」
葵さんはそう満面に笑み浮かべ、そしてキスをしてくる。
「駿のおかげ…
愛しているわ…駿…」
ああ、堪らない…
こんな綺麗で…
素敵で…
不思議な魅力に溢れているこの葵さんに…
こんなにも愛されているなんて…
つい、二ヶ月前の事を思い返すと、まるで夢のようだ。
一緒に中学を卒業したい…
一緒の高校に通いたい…
葵さんの言葉が脳裏を巡ってくる。
「あぁ、駿、しゅん…」
僕を見つめて囁く…
あぁ、葵さん…
「あらぁ、固くなってきたわぁ…
してあげるね…」
その甘い囁きが、また、堪らない…
そして葵さんは…
僕のを、唇に含んできた…
「あぁ、あ、葵さん、あおいさぁん…」
大好きだ…
愛してる…
ずっと毎日…
こうして愛し合いたい…
「もちろん、毎日愛し合いたいわ…」
「え…」
すると葵さんは…
まるで僕の心の声が、想いが、分かるかの様にそうしゃぶりながら、囁いてきたのだ、
そう…
葵さんにはそんな不思議なところがあった。
いや、逆にいえば、僕は…
僕の考えや想いなんて…
三つ年上の大人の葵さんには簡単に読めてしまうのだろう…
あと、それと…
こんな子供の僕の心なんて簡単に導けるし、操れるのだろう…
そう、思われる。
「毎日、ずっと…
こうして駿と過ごしたい…」
「あぁぁ、っくうぅ…」
僕は、堪らず、葵さんの口の中で果てた…
「駿…くん…」
昂ぶりの疼きがゆっくりと引いていく…
そして僕は、改めて葵さんを見つめていく…
「お父様もお母さまもね
葵さんの好きにしていいよって、そう言ってくれているの…」
「え…」
「だって、お医者様も、お父様も、お母さまも、わたしも…」
みんな、このわたしの心が安定して、症状も病状も落ち着いてきているのは…
「駿の存在と、存在感のおかげだって…」
「え、ぼ、僕のおかげ…」
本当に驚くことばかりなんだ…
「うん、そう、全部、駿のおかげなの」
葵さんはそう満面に笑み浮かべ、そしてキスをしてくる。
「駿のおかげ…
愛しているわ…駿…」
ああ、堪らない…
こんな綺麗で…
素敵で…
不思議な魅力に溢れているこの葵さんに…
こんなにも愛されているなんて…
つい、二ヶ月前の事を思い返すと、まるで夢のようだ。
一緒に中学を卒業したい…
一緒の高校に通いたい…
葵さんの言葉が脳裏を巡ってくる。
「あぁ、駿、しゅん…」
僕を見つめて囁く…
あぁ、葵さん…
「あらぁ、固くなってきたわぁ…
してあげるね…」
その甘い囁きが、また、堪らない…
そして葵さんは…
僕のを、唇に含んできた…
「あぁ、あ、葵さん、あおいさぁん…」
大好きだ…
愛してる…
ずっと毎日…
こうして愛し合いたい…
「もちろん、毎日愛し合いたいわ…」
「え…」
すると葵さんは…
まるで僕の心の声が、想いが、分かるかの様にそうしゃぶりながら、囁いてきたのだ、
そう…
葵さんにはそんな不思議なところがあった。
いや、逆にいえば、僕は…
僕の考えや想いなんて…
三つ年上の大人の葵さんには簡単に読めてしまうのだろう…
あと、それと…
こんな子供の僕の心なんて簡単に導けるし、操れるのだろう…
そう、思われる。
「毎日、ずっと…
こうして駿と過ごしたい…」
「あぁぁ、っくうぅ…」
僕は、堪らず、葵さんの口の中で果てた…
「駿…くん…」
昂ぶりの疼きがゆっくりと引いていく…
そして僕は、改めて葵さんを見つめていく…