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バガテル第25番イ短調 (エリーゼのために)
第1章 エリーゼのために…
37
昂ぶりの疼きがゆっくりと引いていき…
そして僕は、改めて葵さんを見つめていく。
僕が最近、急に、色々と刺激を受けて成長し始めてきたように…
葵さんも、いや、三つ年上の葵さんも成長し…
本来の17歳以上の女性の艶気と、麗いを魅せてきていた…
ある意味、いや、ちょっと見方を変えれば、見目麗しい、大人の、綺麗な、美人女性にしか…
見えないのだ。
そして僕はすっかり、そんな葵さんの魅力に魅了されているのだが…
そんな葵さんを見て、ハッとする。
「いや、葵さん、今更中学校には…」
戻れないんじゃ…
「え、そ、そうかなぁ…」
どうやら、自分でも自覚しているみたいな声を出してきた。
「うん…
だってぇ葵さんは…」
綺麗過ぎるし…
美人過ぎるし…
大人過ぎるし…
とても、男には見えないし…
それに、そんな葵さんが中学校の制服を着たら…
「コスプレ中学生にしか見えないよ…」
「え、そ、そうかなぁ…」
僕がそう言うと…
ドレッサーの鏡に自分を写し、見つめる。
実は…
葵さんの心とカラダの安定と落ち着きに比例するかの様に…
あの何も無い、飾り付けもなかった、まるで葵さんの心の空虚さを表していたかの様な、無機質な部屋の中が…
日を追う毎に、一つずつ…
ドレッサーが増え…
テレビが置かれ…
AI機器等がセットされ…
時計、カレンダーが置かれ…
そして最近では…
花までもが飾られる様になったのである。
それはひとえに葵さんの心模様の安定と落ち着きと安心を表しているのだと…
僕は密かに感じていた。
そして葵さんはそんなドレッサーの鏡の自分を見て…
「やっぱりそうよねぇ…
ちょっと今更、中学生は無理かぁ…
本当にコスプレ中学生よねぇ…」
と、ため息交じりに呟いた。
「えー、じゃあさぁ、駿と一緒に通えないじゃん」
「そ、それは…」
だが、それは仕方がない事だし…
IQ130以上の葵さんが、今更中学生でもなんてあり得ないし…
「一緒に通えなくたって…」
もちろん僕は、毎日、ここに通いますよ…
いや、通いたい…です…
昂ぶりの疼きがゆっくりと引いていき…
そして僕は、改めて葵さんを見つめていく。
僕が最近、急に、色々と刺激を受けて成長し始めてきたように…
葵さんも、いや、三つ年上の葵さんも成長し…
本来の17歳以上の女性の艶気と、麗いを魅せてきていた…
ある意味、いや、ちょっと見方を変えれば、見目麗しい、大人の、綺麗な、美人女性にしか…
見えないのだ。
そして僕はすっかり、そんな葵さんの魅力に魅了されているのだが…
そんな葵さんを見て、ハッとする。
「いや、葵さん、今更中学校には…」
戻れないんじゃ…
「え、そ、そうかなぁ…」
どうやら、自分でも自覚しているみたいな声を出してきた。
「うん…
だってぇ葵さんは…」
綺麗過ぎるし…
美人過ぎるし…
大人過ぎるし…
とても、男には見えないし…
それに、そんな葵さんが中学校の制服を着たら…
「コスプレ中学生にしか見えないよ…」
「え、そ、そうかなぁ…」
僕がそう言うと…
ドレッサーの鏡に自分を写し、見つめる。
実は…
葵さんの心とカラダの安定と落ち着きに比例するかの様に…
あの何も無い、飾り付けもなかった、まるで葵さんの心の空虚さを表していたかの様な、無機質な部屋の中が…
日を追う毎に、一つずつ…
ドレッサーが増え…
テレビが置かれ…
AI機器等がセットされ…
時計、カレンダーが置かれ…
そして最近では…
花までもが飾られる様になったのである。
それはひとえに葵さんの心模様の安定と落ち着きと安心を表しているのだと…
僕は密かに感じていた。
そして葵さんはそんなドレッサーの鏡の自分を見て…
「やっぱりそうよねぇ…
ちょっと今更、中学生は無理かぁ…
本当にコスプレ中学生よねぇ…」
と、ため息交じりに呟いた。
「えー、じゃあさぁ、駿と一緒に通えないじゃん」
「そ、それは…」
だが、それは仕方がない事だし…
IQ130以上の葵さんが、今更中学生でもなんてあり得ないし…
「一緒に通えなくたって…」
もちろん僕は、毎日、ここに通いますよ…
いや、通いたい…です…