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  バガテル第25番イ短調  (エリーゼのために)
第1章 エリーゼのために…
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 12月23日は終業式…

 そして僕は自宅に帰宅し、着替え、直ぐに葵さんのお屋敷に行く…

『ねぇねぇ駿…』

 3日前…
 
 葵さんが甘え気味な声で…

『あのね、終業式ってさぁ23日なんでしょう?』

『うん、そうだよ』

『うんとねぇ、お父様とお母さまがね…
 23日の朝から二泊三日の旅行に出掛けるのよ…』

 だからぁ、駿、泊まりに来て…

 葵さんは、夢の様な話しをしてきたのであった。

『なんかね、お父様の兄弟夫婦達とね、クリスマス旅行なんですって…』

『あ、そうか、クリスマスかぁ…』

 実は、今日まで僕は本当にモテたことがなかったから、クリスマスなんて全くの無縁であったのだ…

 ただ、家族でフライドチキンを食べて、ケーキを食べる…
 そんなイメージしか無かった。

『お父様もお母さまもね、駿がいるから安心して出掛けられる…って言っていたくらいなんだわぁ』

 葵さんとこうして仲良くなって約二カ月…
 僕は本当に、ご両親公認の友達として認識されていた。

『駿さんのお陰で、本当に葵さんが元気に、明るくなったのよ…』
 とさえ、葵さんのお母さまにこの前も云われた程である。

『だからさぁ、駿も、二泊三日で泊まりに来てよ』

 実は、僕は、毎日の様に葵さん宅には通ってはいるのだが…

 まだ、泊まった事はない…

 だから、この葵さんからの提案には、本当に嬉しかったし…

 興奮もしていた…


『駿とさぁ、初めて一緒に寝られるね』

『あのさぁ…
 提案があるんだけど…』

『23日までの三日間はお互いにさぁ…
 我慢しておこうよ…』

 



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