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バガテル第25番イ短調 (エリーゼのために)
第1章 エリーゼのために…
44
「ちゃんと約束は守ったんでしょう?」
「はい、もちろん」
「じゃあ、今夜が楽しみね…」
うん…
また、再び…
ドキドキ、ウズウズ…
昂ぶりが疼いてきた…
だが…
夜まではまだまだ長い…
いつもは毎日学校帰りだから、直ぐに暗くなり、夜になった感じがしていたけど…
まだ、今は、午後の三時過ぎ。
まだまだ長い…
「ねぇ、今からさぁ、ご飯作ろうよ…」
すると、そう言ってきた。
「ほらぁ、二人でゆっくりしたいからさぁ…
家政婦さんも帰しちゃったのね…」
だからさぁ、二人でクリスマス料理を作りましょうよ…
「なんかね…
わたしのこの心はね…」
料理も得意だったみたいなのよ…
「え…そ、そうなんだ…」
「うん…
ある程度は何でも作れちゃうのよねぇ…」
どうやら、葵さんの以前の心臓の持ち主は…
本当に何でも出来る…
天才のスーパーガールだったみたい…
「さぁ、キッチンに行きましょう」
だけど僕は…
料理なんてさっぱりで…
インスタントラーメンが精一杯…
「大丈夫、傍で見ていてくれるだけでいいのよ…」
やっぱり…
僕の心の声が聞こえるみたいだ…
「う、うん…」
やはり、葵さんは料理も天才であった…
「クリスマスだからさぁ、ローストチキンと、パスタにしようかぁ…
ケーキは家政婦さんに買ってきてもらったしぃ…」
そう言いながら、テキパキと料理を始める。
そして…
「できたぁ、完成ぃ…
食べよう…」
全ての料理が完成した。
僕は傍らにいて、そんな葵さんを見ているだけであったのだが…
また一つ、僕の知らない葵さんの姿を見ているようで、コレもまた楽しかった。
そして、やはり…
そんな葵さんは女性にしか見えなかった…
本当は、やはり女性なんじゃないのか?…
だんだんとカラダも女性化していくのではないのか?…
そんな錯覚をしてしまう程に…
葵さんは美しく…
ますます魅力的になっていき…
今夜の、いや、今夜は特に…
魅惑的であった…
「ちゃんと約束は守ったんでしょう?」
「はい、もちろん」
「じゃあ、今夜が楽しみね…」
うん…
また、再び…
ドキドキ、ウズウズ…
昂ぶりが疼いてきた…
だが…
夜まではまだまだ長い…
いつもは毎日学校帰りだから、直ぐに暗くなり、夜になった感じがしていたけど…
まだ、今は、午後の三時過ぎ。
まだまだ長い…
「ねぇ、今からさぁ、ご飯作ろうよ…」
すると、そう言ってきた。
「ほらぁ、二人でゆっくりしたいからさぁ…
家政婦さんも帰しちゃったのね…」
だからさぁ、二人でクリスマス料理を作りましょうよ…
「なんかね…
わたしのこの心はね…」
料理も得意だったみたいなのよ…
「え…そ、そうなんだ…」
「うん…
ある程度は何でも作れちゃうのよねぇ…」
どうやら、葵さんの以前の心臓の持ち主は…
本当に何でも出来る…
天才のスーパーガールだったみたい…
「さぁ、キッチンに行きましょう」
だけど僕は…
料理なんてさっぱりで…
インスタントラーメンが精一杯…
「大丈夫、傍で見ていてくれるだけでいいのよ…」
やっぱり…
僕の心の声が聞こえるみたいだ…
「う、うん…」
やはり、葵さんは料理も天才であった…
「クリスマスだからさぁ、ローストチキンと、パスタにしようかぁ…
ケーキは家政婦さんに買ってきてもらったしぃ…」
そう言いながら、テキパキと料理を始める。
そして…
「できたぁ、完成ぃ…
食べよう…」
全ての料理が完成した。
僕は傍らにいて、そんな葵さんを見ているだけであったのだが…
また一つ、僕の知らない葵さんの姿を見ているようで、コレもまた楽しかった。
そして、やはり…
そんな葵さんは女性にしか見えなかった…
本当は、やはり女性なんじゃないのか?…
だんだんとカラダも女性化していくのではないのか?…
そんな錯覚をしてしまう程に…
葵さんは美しく…
ますます魅力的になっていき…
今夜の、いや、今夜は特に…
魅惑的であった…