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バガテル第25番イ短調 (エリーゼのために)
第1章 エリーゼのために…
46
「あ、あ、葵さん…」
着ていたワンピースを脱ぎ…
そして裸になった…
「ほら…駿…」
見て…
冬の蒼い月明かりに照らされながら、浮かび上がっている葵さんの裸は…
「ほら…
正真正銘の…」
男でしょう…
葵さんはそう囁いてきた…
「ぁ…ぁぁ…ぅ…」
実は…
僕は…
裸の…
全裸の…
葵さんの全裸を見るのは…
初めてなのだ…
いつも…
いつもは、たいがい家に誰かしらがいるからと…
ワンピースを捲り上げたり…
ズボンを下げただけと…
決して完全に洋服を脱ぎ、裸には、全裸には…
お互いになったことはなかった…
だから、初めてだった…
「ぁぁ…ぅ…」
僕はドキドキしていた。
なんて…
なんて綺麗なんだ…
た、確かに…
カラダは…
股間の葵さん自身が、なぜか…
上を見上げて、熱く脈打っているから…
確かにカラダは男なのだが…
「き、キレイ…です…」
そう…
冬の蒼い月明かりに青白く浮かび上がっている、葵さんの裸は…
美しく…
例え、脈打つ存在があっても…
僕には…
女性にしか見えない…
「ほら…男なの…よ…」
そして、その美しい裸の胸の中心には…
お臍まで走る手術痕がピンクの縦線として見えていた。
「あ、いや…」
違う、男じゃない、男には見えない…
と、心の中で叫ぶ。
白々しくなってしまうようで、敢えて言葉には出さない…
だって…
「ありがとう…
でもね…
悲しいけど男なのよ…
駿のことが大好きな男なのよねぇ…」
ほら、やっぱり葵さんには僕の心の声は聴こえている…
「あ、葵さん…」
「さぁ、駿も脱いで…」
そして僕は…
僕も…
服を脱ぎ捨て…
裸になった…
「あ、あ、葵さん…」
着ていたワンピースを脱ぎ…
そして裸になった…
「ほら…駿…」
見て…
冬の蒼い月明かりに照らされながら、浮かび上がっている葵さんの裸は…
「ほら…
正真正銘の…」
男でしょう…
葵さんはそう囁いてきた…
「ぁ…ぁぁ…ぅ…」
実は…
僕は…
裸の…
全裸の…
葵さんの全裸を見るのは…
初めてなのだ…
いつも…
いつもは、たいがい家に誰かしらがいるからと…
ワンピースを捲り上げたり…
ズボンを下げただけと…
決して完全に洋服を脱ぎ、裸には、全裸には…
お互いになったことはなかった…
だから、初めてだった…
「ぁぁ…ぅ…」
僕はドキドキしていた。
なんて…
なんて綺麗なんだ…
た、確かに…
カラダは…
股間の葵さん自身が、なぜか…
上を見上げて、熱く脈打っているから…
確かにカラダは男なのだが…
「き、キレイ…です…」
そう…
冬の蒼い月明かりに青白く浮かび上がっている、葵さんの裸は…
美しく…
例え、脈打つ存在があっても…
僕には…
女性にしか見えない…
「ほら…男なの…よ…」
そして、その美しい裸の胸の中心には…
お臍まで走る手術痕がピンクの縦線として見えていた。
「あ、いや…」
違う、男じゃない、男には見えない…
と、心の中で叫ぶ。
白々しくなってしまうようで、敢えて言葉には出さない…
だって…
「ありがとう…
でもね…
悲しいけど男なのよ…
駿のことが大好きな男なのよねぇ…」
ほら、やっぱり葵さんには僕の心の声は聴こえている…
「あ、葵さん…」
「さぁ、駿も脱いで…」
そして僕は…
僕も…
服を脱ぎ捨て…
裸になった…