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  バガテル第25番イ短調  (エリーゼのために)
第1章 エリーゼのために…
 49

「うわぁぁ…んっ、つくうぅう…」

 葵さんの愛の証しの迸りは…

 ビクッ、ビクッ、ビクッ、ビクッ…

 と、四度僕の唇の中で爆発し…
 震え、痙攣する。


「ぁぁ、はぁぁ…ぁぁ…」

 そしてベッドの上で、仰向けになり、ぐったりと弛緩した…

「はぁぁ、駿、ごめん…」

 僕がティッシュに葵さんの愛の証しを戻していると、そう謝ってくる…

「え…」

「だってぇ、早くてぇ、超特急並みに速くてさぁ…」
 少し恥ずかしそうだ。

「え、あ、いや、全然ですよ、謝らないでよ…」

 だって感じてくれている証拠じゃないですかぁ…

「あ、う、うん、すごぉく感じちゃうの…」

 それにぃ、三日間ガマンしてたからいっぱい出ちゃったしぃ…

「僕は…嬉しいです…
 こんなにたくさん出してくれたから…」

 丸めたティッシュを見ながらそう囁き、そして仰向けの葵さんの胸元に顔を寄せ…
 鎖骨の中心からお臍にかけて約30㎝はあろうかという、ピンク色の手術痕に舌先を這わしていく。

「あっ、ん、はぁ…」

 すると葵さんは、ビクッと小さく震え…

「あ、心が…」

 悦んで…震えてきた…
 と、言ってきた。

「え…」

 すると一瞬、多分、目の錯覚なのであろうが、胸の中心が…

 ドクン、ドキン…
 と、震えた様に見えたのだ。

「ほ、ホントだ…」

「ね…悦んでるでしょう…」

 駿に愛されて、悦んで、震えてるのよ…

「しゅん…愛してる…わ…」

 そう囁き、両手で僕の頭を挟み込み、キスをしてくる…

「あ……」

 あぁ…

 そのキスに僕の心も震えてしまう…

 ドキン、ドキドキ…

 あぁ、まるで僕の心臓、いや、心と、葵さんの心がシンクロしたみたいだ…

 すると…
 今度は葵さんがキスをしながら上になり、僕をきつく抱き締めてくる。

 そして…

「ねぇ、駿…」

 唇を離し、僕の目を見つめてきた…

「あのね…」

 あのね…

 あのね、しゅん…

 小さな声で囁いてくる…

「…あのね、しゅん……」





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