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バガテル第25番イ短調 (エリーゼのために)
第1章 エリーゼのために…
90
そして葵さんがキッチンに入って、料理の準備を始めていく。
だが…
「あっ、無いなぁ…」
葵さんが何かを探しながら…
「ねぇ、駿…
あそこのコンビニでさぁ、ケチャップ買ってきてよ」
そして、そう言ってきたんだ。
「ケチャップが無いのよ、お願い、買ってきてよぉ」
「は、はい、いいですよ」
と、僕は軽く返事をする。
「あっ、い、いや、あ…」
だが…
僕は…
女の子になったままだったんだ…
「あ、いや、葵さん、僕は…」
すると葵さんは僕を一瞥し…
「うん、大丈夫よ、どっから見てもかわいい女の子にしか見えないからさぁ…」
と、満面の笑みを浮かべながら言ったんだ。
「え、い、いや…」
だが、そんな簡単な問題ではない…
確かにそのコンビニは坂道を降りて直ぐにある…
だけど、そのコンビニはけっこう繁盛していていつもお客が沢山いて…
もしかして同級生や知り合いがいる可能性があって…
いや、かなりの確率で居るはずであり…
「絶対にぃ、大丈夫よぉ…
全然さぁ、駿に見えないからさぁ…」
葵さんは…
そんなコンビニに買い物に行けと言ってくる。
「え、で、でも…」
確かにバレないかも…
「ねぇ、ケチャップが無いとさぁ、ダメなのよぉ」
ドキドキしてきていた…
そして実は…
僕の心の奥に…
絶対に嫌ではなく…
行ってみたい…
外に出てみたいかも…
そんな想いが湧いていたんだ…
そして葵さんがキッチンに入って、料理の準備を始めていく。
だが…
「あっ、無いなぁ…」
葵さんが何かを探しながら…
「ねぇ、駿…
あそこのコンビニでさぁ、ケチャップ買ってきてよ」
そして、そう言ってきたんだ。
「ケチャップが無いのよ、お願い、買ってきてよぉ」
「は、はい、いいですよ」
と、僕は軽く返事をする。
「あっ、い、いや、あ…」
だが…
僕は…
女の子になったままだったんだ…
「あ、いや、葵さん、僕は…」
すると葵さんは僕を一瞥し…
「うん、大丈夫よ、どっから見てもかわいい女の子にしか見えないからさぁ…」
と、満面の笑みを浮かべながら言ったんだ。
「え、い、いや…」
だが、そんな簡単な問題ではない…
確かにそのコンビニは坂道を降りて直ぐにある…
だけど、そのコンビニはけっこう繁盛していていつもお客が沢山いて…
もしかして同級生や知り合いがいる可能性があって…
いや、かなりの確率で居るはずであり…
「絶対にぃ、大丈夫よぉ…
全然さぁ、駿に見えないからさぁ…」
葵さんは…
そんなコンビニに買い物に行けと言ってくる。
「え、で、でも…」
確かにバレないかも…
「ねぇ、ケチャップが無いとさぁ、ダメなのよぉ」
ドキドキしてきていた…
そして実は…
僕の心の奥に…
絶対に嫌ではなく…
行ってみたい…
外に出てみたいかも…
そんな想いが湧いていたんだ…