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バガテル第25番イ短調 (エリーゼのために)
第1章 エリーゼのために…
94
「ただいま…」
「あ、駿お帰りぃ…
どうだったぁ、初外出はぁ?…」
「うん、すごくドキドキしちゃった」
いや、初外出もなにも、女装さえも今日が初めてだったんだから…
「うふふ、かなり緊張と…」
葵さんはそう呟き、そして思わせぶりな目をしながら、僕を見つめ…
「かなり…興奮もしたみたいね…」
「えっ…」
「ほら、シミになってるわよ」
と、意地悪気な笑みを浮かべて囁いてきていた。
「えっ、あっ」
そう、ちょうど股間に当たる部分がほんの少しだけ、小さなシミになっていたんだ…
だけどスカートも黒っぽいし、本当に小さなシミだから、普通は気付かない筈なんだけど…
「だって…」
わたしも初外出の時は…
そうだったから…
「え…」
「すっごく緊張して…」
そして…
興奮して…
「わたしは少し昂ぶり過ぎて漏らしちゃったもん…」
誰もさぁ、実際はさぁ、わたしの事なんかさぁ見てないんだけどぉ…
「周りの全てがわたしに注目し、注視している様に感じちゃってね…」
「あ…」
僕と同じだ…
「もの凄い興奮のドキドキだったわ」
正に、その通りであったんだ…
正に葵さんの言う通り…
「うふ、濡らしちゃった…
脱がないで大丈夫なの?」
そう、意地悪で、揶揄い気味に囁いてきた。
「う、うん…」
本当は…
脱ぎたくは無かったんだ…
まだ…
女の子で居たかったんだ…
だって…
この女の子の姿が…
スカートが…
ストッキングが…
快感だから…
「ただいま…」
「あ、駿お帰りぃ…
どうだったぁ、初外出はぁ?…」
「うん、すごくドキドキしちゃった」
いや、初外出もなにも、女装さえも今日が初めてだったんだから…
「うふふ、かなり緊張と…」
葵さんはそう呟き、そして思わせぶりな目をしながら、僕を見つめ…
「かなり…興奮もしたみたいね…」
「えっ…」
「ほら、シミになってるわよ」
と、意地悪気な笑みを浮かべて囁いてきていた。
「えっ、あっ」
そう、ちょうど股間に当たる部分がほんの少しだけ、小さなシミになっていたんだ…
だけどスカートも黒っぽいし、本当に小さなシミだから、普通は気付かない筈なんだけど…
「だって…」
わたしも初外出の時は…
そうだったから…
「え…」
「すっごく緊張して…」
そして…
興奮して…
「わたしは少し昂ぶり過ぎて漏らしちゃったもん…」
誰もさぁ、実際はさぁ、わたしの事なんかさぁ見てないんだけどぉ…
「周りの全てがわたしに注目し、注視している様に感じちゃってね…」
「あ…」
僕と同じだ…
「もの凄い興奮のドキドキだったわ」
正に、その通りであったんだ…
正に葵さんの言う通り…
「うふ、濡らしちゃった…
脱がないで大丈夫なの?」
そう、意地悪で、揶揄い気味に囁いてきた。
「う、うん…」
本当は…
脱ぎたくは無かったんだ…
まだ…
女の子で居たかったんだ…
だって…
この女の子の姿が…
スカートが…
ストッキングが…
快感だから…