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  バガテル第25番イ短調  (エリーゼのために)
第1章 エリーゼのために…
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「わたしはそんな駿が好きなの…
 かわいい美少女の駿がさぁ…」

 確かに、鏡に映った女の子の僕は…

 ホントにかわいい美少女だった…

 コンビニにいた男子高校生達も驚き、騒めいていた…


「これから成長して、男っぽくなった駿なんて…」

 見たくないのよ…

「え?…」

「だってさぁ、駿はさぁ、まだ14歳の成長期なんだよ…」

 これからもっともっと成長してさぁ…

 どんどん男っぽくなってさぁ…

 もしかしたらさぁ…

 ヒゲもじゃになっちゃうかもしれないじゃぁん…

「そんな駿なんて見たくないのよ」

「い、いや、ヒゲもじゃは…」

 そう僕は元々体毛は薄いんだ…

 だから、さすがにヒゲもじゃにはなりそうもないが…

「でもさぁ、もうどんどん背だって伸びてきてるしぃ…」
 
 あ、おちんちんだって…

「少し大きくなってきてるしぃ」
 と、少しだけ恥ずかしそうに囁く。

「う、うん…」
 
 確かに背は伸びてきているし…

 ほぼ、毎日の様に葵さんと愛し合っているからなのか、少し大きくなって…

 そう、先が、頭が、亀頭が大きくなってきているみたいだった…

「でしょう…」

 でもさぁ、おちんちんは大好きだからいいけど、あとはイヤ…

「ヒゲなんて絶対にイヤ」

「で、でも…」

 自然現象だから…

「違うわよ、今からキレイ、かわいいを常に意識していけば…」

 絶対に男っぽくはならない…

「……んだって…」

「え?…」

 どうやらサイトで、ソッチ系を調べたらしい…


「とにかく駿にはさぁ…」

 キレイでかわいい、おちんちんのある女の子でいて、ううん、いや、そうなっていて欲しいのよ…

 葵さんはそう言ってきたんだ…

「う、うん」

 そして…

 それは、僕だって…

 同じ想いになっていたんだ…

 だって、本当に…

 この女の子になっていると…

 興奮し…

 昂ぶり…

 疼き…

 快感だから…

 そして、なによりも…

 女の子の自分の姿が…

 この美少女になれた自分が…

 葵さんの次に大好きになっていたから…




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