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花狂い
第15章 白壁夫人
田処に呼ばれて 自宅に向かった、

広いリビングに通され、窓から
庭の木々の 黄色や赤が鮮やかに彩られているのが
見え

「 あれ有難う、実は、友人に見せたんだ、口の堅い奴だよ 」
 
「 奴さん 光代に差し込まれるのを 見て 」

「 あそこ 固くして 食い入るように見ていた 」

「 そうしたら奴,」

「奴の女房も 抱いて貰えるかなって聞いて来るんだ 」

「 出来るかな? 」

「聞いたら 奴、女房が他の人に抱かれるのを見たいと 」

「 昔から 思っていたらしい、奥さん抱きながら何時も思っていたと」

「儂も奴に見せたのは 多分同じ気持ちなのだろうな 」

田処は高島の目を見て来た
高島は、頷きスケジュールを考え

「 来週あたりでどうでしょう 」
高島が提案し 別荘でお茶会と言うことで
先に光代と山辺が別荘で待ち 
そこへ高島が 白壁の奥さんを連れて行く
段取りで 話しが進んだ,

「 儂が電話しておく 頼むね 」と言われ

田処が 話題を変えた、

「高島君の処に 久保山と言うの 居るだろ?」
高島が頷くと 

「 家の娘婿が テナントに入りたいと言ったら
  裏金を 要求したらしい 」、

「婿 名前 旧姓使ってるから 」

「 儂と繋がっていると 思わなかったようだ、」

「アパレルは、百貨店に入って居るだけで 
 箔が付くから 婿も入りたがっているが、
 6坪足らずに 200万払えと言って来たと」
 
「それに 商工会の仲間たちに 版画を売り付けていると聞いてる」

「聞いた処 10人位が買ったと聞いてるが、儂の処にも持って来て、
 儂は趣味じゃないと断ったんだ あの絵綺麗なだけだったから」

「あの絵ギャラリーに有ったね?、一度鑑定掛けて貰った方が良いかも」

田処に言われ帰社すると 田処の言葉を山辺に伝え 
山辺も この絵好きじゃ無いですよ 解りました
本店のギャラリーに電話します、
田処の話をすると、にやりとして 
判りました来週ですね 用意しておきますと
奥へと消えた

ーーー ーーー

高島は 白壁の奥様を車に乗せ 別荘へと向かった、
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