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花狂い
第5章 恵 2
高島と阿佐ヶ谷が 恵の顔を見ると
「 SNSに乗せたんです 」
「 阿佐ヶ谷さんの事!!」
「 この店カリスマテーラーが居るって 」
「 学生さん達 それを見て 来た見たい 」
「 阿佐ヶ谷さん 上だと言ったらがっかりしていたの 」
「でも 阿佐ヶ谷さんが見立てて呉れたって
喜んでましたよ 」 と、当たり前の様に言った
阿佐ヶ谷と高島は顔を見合わせ
高島はSNSの言葉は知っていたが
影響力が それほど高いとは思っても居なかった
後日、再認識するなど思いもせず
事務所へと戻った
その夜
ビールを開けながら TVのニュースを見ていると
名古屋の百貨店で子供が怪我をしたというニュースが流れ
高島は ニュースの後の野球中継を 心待ちにビールを飲んでいた
野球は一進一退の 好ゲームで
時間延長の中 贔屓のチームの負けで終わり
テーブルには 空き缶が3本程 積まれ
高島は 布団に横に成り 眠りに着いた
翌日
出社すると 本店から通達が流れて
名古屋の事故は 子供が催事売り場に合った
包丁で 指を切った事が 原因と伝へ
その催事業者は 使わないようにとの伝達だった
次週に その催事は 高島の店で行う予定となっており
高島は慌てて 久保山に連絡をいれ
久保山は事務所に来て 大変ですねどうします?
手伝う そぶりは見せず 高島に丸投げして
催事業者のリストを渡された
業者に 電話を掛けるが三日後からの一週間は
何処も無理と断られ 夕方まで 電話との格闘を終え
昨日チーム負けたもんなと 呪いながら帰宅した
恵が袋を下げ入って来て
ベストとブラウスを脱ぎ 高島のシャツを被ると
当たり前の様に台所で調理を始め
高島がビールを飲み終わる頃
テーブルに 炒め物と小鉢と味噌汁が並んだ
ポテトサラダに箸を伸ばしながら
「 早いね 作るの 」と言うと
「 炒めただけ 後のは買って来た物 」
言いながら恵も箸を進め
食器を 恵が洗う姿を見ながら
二本目を開けていると
手を拭きながら 恵が横に座る
頭に手をやると
頭を付け乍ら 抱き着いて来た
「 今日は 助かりました 」
高島に 目に光を入れ話しかけて来る
顔を寄せると 舌を絡ませてきた
「 SNSに乗せたんです 」
「 阿佐ヶ谷さんの事!!」
「 この店カリスマテーラーが居るって 」
「 学生さん達 それを見て 来た見たい 」
「 阿佐ヶ谷さん 上だと言ったらがっかりしていたの 」
「でも 阿佐ヶ谷さんが見立てて呉れたって
喜んでましたよ 」 と、当たり前の様に言った
阿佐ヶ谷と高島は顔を見合わせ
高島はSNSの言葉は知っていたが
影響力が それほど高いとは思っても居なかった
後日、再認識するなど思いもせず
事務所へと戻った
その夜
ビールを開けながら TVのニュースを見ていると
名古屋の百貨店で子供が怪我をしたというニュースが流れ
高島は ニュースの後の野球中継を 心待ちにビールを飲んでいた
野球は一進一退の 好ゲームで
時間延長の中 贔屓のチームの負けで終わり
テーブルには 空き缶が3本程 積まれ
高島は 布団に横に成り 眠りに着いた
翌日
出社すると 本店から通達が流れて
名古屋の事故は 子供が催事売り場に合った
包丁で 指を切った事が 原因と伝へ
その催事業者は 使わないようにとの伝達だった
次週に その催事は 高島の店で行う予定となっており
高島は慌てて 久保山に連絡をいれ
久保山は事務所に来て 大変ですねどうします?
手伝う そぶりは見せず 高島に丸投げして
催事業者のリストを渡された
業者に 電話を掛けるが三日後からの一週間は
何処も無理と断られ 夕方まで 電話との格闘を終え
昨日チーム負けたもんなと 呪いながら帰宅した
恵が袋を下げ入って来て
ベストとブラウスを脱ぎ 高島のシャツを被ると
当たり前の様に台所で調理を始め
高島がビールを飲み終わる頃
テーブルに 炒め物と小鉢と味噌汁が並んだ
ポテトサラダに箸を伸ばしながら
「 早いね 作るの 」と言うと
「 炒めただけ 後のは買って来た物 」
言いながら恵も箸を進め
食器を 恵が洗う姿を見ながら
二本目を開けていると
手を拭きながら 恵が横に座る
頭に手をやると
頭を付け乍ら 抱き着いて来た
「 今日は 助かりました 」
高島に 目に光を入れ話しかけて来る
顔を寄せると 舌を絡ませてきた