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花狂い
第5章 恵 2
事務所から出て 7階に顔を出し
阿佐ヶ谷の処へ出向いた
阿佐ヶ谷が 最近オーダースーツのお客様が増えて 
聞いて見ると 若い学生たちがリクルートスーツの
オーダーが多くなって忙しく成ったと
嬉しそうに話してきた

6階から 応援依頼が高島に届いた
昼の12時過ぎ 6階の服売り場には3名居るはずと
思いながら 急いで6階へ赴いた 
阿佐ヶ谷も同行してくれ

6階に赴くと 恵が一人で8名の学生達に対応していた 
就活の為のスーツを購入に訪れたと 
学生の一人が 高島に言い
阿佐ヶ谷が 自分の前に学生たちを呼び
一人づつ要望を聞きながら 恵に服のサイズを指示して
学生たちに手渡していった

学生たちは渡されたスーツを抱え試着室の前に立ち 
順番に着替え 阿佐ヶ谷の前に戻って 立つと 
渡されたスーツは 皆ぴたりと合っていた 
阿佐ヶ谷が恵に 一人づつ細かな支持を出し
恵は言われた通りに 待ち針で印を付け処理していった
学生たちの処理が終わった頃 
6階担当の 加藤が水野を連れ食事から戻って来た
高島が 昼休憩ですかと尋ねると
昔から 私達はこの時間が 休憩時間ですと
悪びれもせず答え 
聞くと7階の紳士服の古川と 5階の2名の従業員と
12時前から1時まで休憩を取っていると言う

高島が昼は 近隣のサラリーマンも見に来る時間なのに
売り場を疎かにするのはどうかと話すと 
怒った様に 昔からこのシフトです言い放つと
売り場へ去って行った 

高島は阿佐ヶ谷と顔を見合わせ 加藤の後ろ姿を眺めていた
恵が助かりました 一人で8人どうしようと
思ったら 阿佐ヶ谷さん凄いですね 
見ただけでサイズピッタリ
言われたのを 渡して終わるなんて
それに着て来たの見て 

触らないで 私に指示だけであんなに綺麗に決まるから 
学生さん達 喜んでましたよと 
阿佐ヶ谷を眩しそうにみて礼を言って来た

上も これ位来てくれればと阿佐ヶ谷が言うと 
恵が

「まだ 弱いか・・・ 」と呟いた 
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