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はい。もしもし、こちら、夫婦円満本舗です。
第6章 『真奈美の嫉妬とオムライスの思い出』

ちょっと…数日…家を留守にする様な、
そんな…感じに…メモには書かれていた。

だから…お袋は…、親父が…
自分の所に帰って来るのを…期待して…。

あの…緑の紙を…置いて…出て行ったんだろうなって。



その時に最後に食べた、お袋のオムライスの味は。



正直…、自分が流してた涙の所為なのか


いつもよりも塩辛く…感じた…。





その翌日に…、親父が家に帰って来て。

そのまま…テーブルの上の緑の紙が無くなって居た。

その代わり、その緑の紙があった場所に

テーブルの上には1000円札が2枚。

何のメモも添えずに置いてあったから、

自分が留守の間…これで適当に食べて置けと…

そう言う意味で親父が置いて行ったのだろう…。


次にいつ親父が戻るか分からないから、

そのお金でカップラーメンより安い、

袋入りのラーメンをそのお金で買った。

台所にそれを置きに行ったら、

封が空いたそうめんがあったのを見つけた。

そう言えば…そうめんつゆも冷蔵庫にあったから。

その日は自分でそうめんを茹でて食べた。


次の日に…親父が戻って来て、

話し声がしていて、誰かと話をしている様で

女の人の声がしたから。

お袋が親父と一緒に帰って来たんだと、

小走りになりながら僕が玄関に向かうと。


そこに居たのは…。
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