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はい。もしもし、こちら、夫婦円満本舗です。
第36章 『卯月からのクリスマスプレゼント』 後編
『混んでるだろうとは思って
覚悟して来たけど、やっぱり多いね』
「でも…混んでますけど…、
皆嬉しそうで…幸せそうに見えます」
『そう?…僕達も、他の人から見たら
そんな風に見えてるのかな?』
そう言いながら真奈美ちゃんの方に
自分の手を差し出すと、
差し出した僕の手をぎゅっと
真奈美ちゃんが握って手を繋いだ。
手の平の方は…温かいが、
指先は冷たく冷えていて。
「仁さん…の手、温かいですね」
『そうかな?体温高い方だからかもね』
クリスマスらしいオブジェが置かれていて
大きなクリスマスツリーも目を引く。
可愛らしい雑貨を扱っている
お店が並んでいて。
『温かい飲み物でも買う?』
「大丈夫…ですッ…、真奈美には
仁さんカイロがあるので。今は…
全然っ…寒くありませんからっ」
そう言ってぎゅっと手を握って来る
真奈美ちゃんが可愛くて、
ぎゅっと握り返してみたら。
一瞬驚いた様子で大きな目を
更に大きく丸くさせていて。
こっちの顔を…確かめるように
ちらちらと…見ては目をそらしている。
『クリスマスイブ…だからね』
「イブ…だから……ですね」

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