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はい。もしもし、こちら、夫婦円満本舗です。
第1章 『夫婦円満本舗』
俺は何も言ってないが、真奈美が
反対側の耳に嵌めているイヤホンを外すと。
スッと…聡の反対側の耳に押し込んで来る。
「ほ~ら、これで、良く聞こえるでしょ?
当然ですよ、真奈美が…調整したんですもん」
ここまで鮮明に…音声を拾えるのかと思う程、
そのイヤホンからはあっちの部屋の会話が
鮮明にこっちの耳に入って来る。
/『あのッ…茂木さんッ…。説明をして下さい。
最初に、私が、聞いていた話と…違いますッ』/
/『違う?あっれ?違いましたっけ?ご主人と…
ご無沙汰だから…何とかしたいって
そんなご依頼じゃありませんでしたっけ?』/
/『やっ…、私は……ッ、
主人には…ああ、言われましたがッ、
主人と…離婚する…つもり…は、無いんですッ…』/
/『でも…美弥さん、貴方がそう…思っていても、
ご主人は…あの感じだと、貴方と一緒に
夫婦を続けたく無さそうでしたよ?
今頃、あっちのテーブルで僕が用意した
離婚届に…名前を書かれてるかもですよ?
チンコが勃たたない…ご主人なんて、
この際綺麗に…諦めちゃったら…良くないですか?
丁度…都合がいい事に、僕は…
女性を性的に満足させるお仕事の経験者ですから…』/
/『違いますッ、離してッ…嫌ッ…、
私は…主人…以外の…、男性に…ちょっと…ッ
止めて下さい…、嫌ッ…触らないで…下さいッ…』/