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はい。もしもし、こちら、夫婦円満本舗です。
第5章 『未亡人の奥様の白鳥様』
夫婦円満本舗に仕事の依頼をする事は、
夫婦に関する内容ではないから出来ないと
言いたげな顔をしながら美幸がそう言って来る。
『うちの世話になれないって
…そんな寂しい事、
言わないで下さいよ、美幸さん。
僕と…美幸さんとの
付き合いの仲じゃないですか。
それに…美幸さんは…僕の…、
夫婦円満本舗の…お客様第1号ですからね?』
「うん、ありがとう。仁君。
仁君、…優しいのね…好きよ?仁君
勿論、あの人の次にだけどね…?」
『それに…、美幸さんの幸せは…、
天国におられる…美幸さんの
ご主人の願いでしょうから。
美幸さんの幸せを脅かす…輩は、
許してのさばらせる訳には…行きませんよ?
まぁ…、こんな言い方をするのも
おかしな話ですが…、今は…僕が
美幸さんのご主人を代行してるんですから。
困ってる美幸さんを…放っておけませんよ』
「仁…君…ッ」
美幸が…仁の名前を呼びながら、
仁のの肩にスルスルと
自分の腕を絡みつかせて来る。
そのまま…美幸からのキスを受け入れる。
あの人の次に好き…か…、
美幸さんも中々に…僕の事が分かってて。
心憎い感じの台詞を言ってくれるな~って。
『えっとぉ~、
僕は…2番目ですか…?美幸さん』