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はい。もしもし、こちら、夫婦円満本舗です。
第24章 『成田景子の夫からの依頼』
「んんっ…何?
何か…良い匂いがする……」
匂いに釣られたのか
景子さんが目を醒ましたみたいだ。
『ああ、景子さん目が醒めましたか?
ご主人の部下の方々なら、
仕事に戻ると言って
皆さんお帰りになられましたよ?
その感じだと、朝ご飯もまだでしょう?
朝ご飯…と言うか時間的に
ブランチになりますけど、
用意させて貰ったんで、とりあえず
シャワーを浴びてこちらへどうぞ』
「わぁ~、凄いっ…、これ、全部
仁君が用意したの?すごぉ~い」
テーブルの上の料理を見て
景子の眠気も吹き飛んだ様だった。
『景子さんがシャワーしてる間に
オムライスにして置くんで…。
景子さんはシャワーして来て下さい』
「うん、シャワーして来るわね。
わぁ~い、オムライスだぁ~」
キッチンは…
新築の様にピカピカだから
景子さんは料理はしないんだろうけど…。
即興のオムライスの歌を歌いながら
ご機嫌でシャワーを浴びに行って。
シャワーを浴びて
バスローブ姿で戻って来たので、
髪の毛位乾かして下さいよと…言うと。
「じゃあ、仁君が乾かしてくれない?」
『成程、そう来ましたか…』
「ダメ?」