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はい。もしもし、こちら、夫婦円満本舗です。
第24章 『成田景子の夫からの依頼』
景子さんも…
クールな感じの美人だけど、
こう…女の子な部分も…あるんだなと。
意外な景子のリアクションを見て
仁はそんな風に感じていた。
男は幾つになっても、
少年のままと言うか成長しないと言うか
ガキぽい部分もあるけど、女性にも
そう言うの…あるのかも知れないなと。
仁はコーヒーを飲みながら
うっとりと眺めているのを崩すのは
悪いので、別皿になっている
セイボリーとサラダを食べながら、
嬉しそうにしている景子を見ていた。
10分程眺めていた景子がハッとして
自分のスマートフォンに。
メディウム邸のアフタヌーンティーを
数枚画像に納め始めて。
「……ごっ…ごめんなさいね?仁君…」
『いえ…、僕は…別に、
…これ…頂いてたんで』
「こんな…の…、
初めて…かも…知れないわ…」
『アフタヌーンティーがですか?』
「アフタヌーンティーがじゃ…なくて、
…こんな感じなのが…って話よ…」
メディウム邸にして良かったなと
そんな風に思いながら、
景子さんとアフタヌーンティーを頂いて。