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はい。もしもし、こちら、夫婦円満本舗です。
第25章 『ちょっと早いクリスマスプレゼント』
「仁さんと…一緒に、真奈美も
お酒が…飲めるように…なりますね…」
まだ…シャワーを
浴びてると思っていたから。
自分の独り言に真奈美が返事を
返して来るとは…自分でも思って居なくて。
『まっ、真奈美ちゃん?戻ってたの?』
「そっ…そんなに…驚かなくても…ッ」
『いや、まだ戻って来ないって
そう思ってたkら、あ、そうだ…
すっかり忘れてたけど、はい、これ。
真奈美ちゃんにあげるね。
ネイルフレグランスらしいよ?』
小さなガラスのロールオン出来る
瓶に入った。ネイルフレグランスを
仁が…真奈美に差し出して来て。
「可愛いですね、お花のポプリが
オイルの中に入ってて。
塗って使えて、香りも楽しめて
見た目にも楽しめる…。
あの…これ…は、どうしたんですか?」
何の印字もされてないボトルは
布引ハーブ園のロゴの袋に入っていて。
仁がグイっと…グラスの中の
ビールを一気にあおって空にすると。
それをどこでどうやって
入手したのかの経緯を…、
仁が真奈美に…それを話して。
「これっ…、仁さんが…
真奈美の為に…お花とか
オイルを選んでわざわざ
作ってくれたって事ですよね?」