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  OLのストッキング3  (隣の男の子)
第3章 隣の男の子 2
 隣の男の子④

 いつも通りに、いつものサービス残業みたいにすればいいかな…
 でも、さすがに高校生からはお金は取れないか…

「あ、と、とりあえず、そこに…」
 リビングのソファーを指差した。

「は、はい…」
 彼は、男の子は、返事をしながらキョロキョロと周りを見回してくる。

 え、な、なんか、変なモノあったっけ?…

「え、な、なに?」
 
「あ、いや、僕ん家とは間取りが全然違うから…」

「あ…、なんだぁ」

 なんだ、そういうことかぁ…

「このマンションはさぁ、2LDKと1LDKの2種類あるのよ」

「え、そうだったんだ…」

「ファミリー向けと独身向けみたいなね」

「知らなかったぁ」
 一瞬、部屋の中に変なモノでもあったのか?…
 ドキッとしてしまった。

 だけどわたしの部屋はどちらかといえば、シンプルで必要最低限しかモノが無い…

 2対のローソファーにテーブルのセット…
 DVDレコーダー内蔵のテレビ…
 それ以外は、飾りも、ポスター、カレンダー等の類いもない…

「何も無いでしょう」
 
「あ、はい、でも、スッキリしてていいですね…
 ウチなんてモノがあり過ぎて…」

 彼は、隣の高校生の男の子は…
 こうして話してみると見た目とは違い、意外にしっかりとした感じの受け応えをしてきた。

「コーヒーでも飲む?」
 わたしはそう言って、キッチンに入る。

「あ…す、すいません…」
 
「さすがにさぁ、高校生にはビールは勧められないからねぇ」

 そう、わたしは帰宅したらまずはビールなのだ…

 そして、ペットボトルのアイスコーヒーを出し…
 わたしはビールを冷蔵庫から出してきた。

「ふうぅ…」
 そして一口ビールを飲む。

「なんか、大人ですね…」
 すると彼はそう言ってくる。

「え…」

「いや、なんか、そのビールを飲むの、カッコいいなぁ…って」
 その何気なない彼の言葉にドキドキしてきてしまう。

「え、大人…って」

「なんか、素敵な大人のお姉さんて感じがします」
 と、彼は恥ずかしそうに言ってきたのだ。

 ドキン、ドキドキ…

 だが、わたしは、なぜか…

 そんな彼の恥ずかしそうに言ってきた感じに…

 急に、心が高鳴り…

 いや、昂ぶり…

 そして…

 淫靡な想いのスイッチが…

 スイッチが入ってしまった…




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