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  OLのストッキング3  (隣の男の子)
第3章 隣の男の子 2
 隣の男の子③


「あ…で、伝線…して…る…」

「え、あ、ホント、やだわ…」

  
 チン…
 エレベーターが到着し、ドアが開く。


「ね、ねぇ…」
 
「は、はい…」

「あげようか…」

「え…」

「これ、伝線したストッキングをあげようか…」

 それは、無意識な言葉であった…

「ねぇ、欲しい…んでしょう?」

 昂ぶりが疼いてくる…

「あ…は、はい…ほ、欲しい…です…」

 ヤバ…

 つい、いつもの会社での流れで声を掛けてしまった…

 この子はまだ、高校生なのに…

 だが、もう言ってしまったのだ…

 今さら、訂正は出来ない…

「じゃあさぁ、ウチにおいでよ」

「あ、は、はい…」

「あ、でも…時間、大丈夫なの?」

 そう、もう午後10時近いのだ…

 できれば、もう遅いから…
 という事で、誤魔化せないか。

「は、はい、母は今夜、夜勤なんで大丈夫です」

「え、そ、そう…」

 ダメだった…

「じ、じゃあ、おいでよ…」

 仕方がない…

 わたしが蒔いたタネだ…

 コツ、コツ、コツ…

 ヒールを鳴らしながら廊下を先に歩き…

 ガチャ…

「どうぞ…入って…」

 彼を…

 隣の高校生の男の子を部屋に招き入れる…

 そしてわたしは…

 この後に、起きるであろう展開の予想に…

 禁断の匂いの予感に…

 ドキドキしてきていた…

「あ、はい、失礼します」

 しかし…

 昂ぶる疼きのせいなのか…

 開き直りの想いもしていた…


 いつも通り…

 いつものサービス残業みたいに…


 だが、さすがに高校生からは…

 お金は取れないか…


 隣の高校生の男の子はキョロキョロしながら、部屋にあがってきた。


 あ、そうだ、部屋…

 キレイだよね…

 匂い…

 臭くないよね…


 わたしは、そんな意味でもドキドキしてしまう…





 
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