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  OLのストッキング3  (隣の男の子)
第4章 隣のお姉さん 2
 隣のお姉さん④


 チン…
 エレベーターが到着し、ドアが開く。


「ね、ねぇ…」
 
「は、はい…」

「あげようか…」

「え…」

「これ、伝線したストッキングをあげようか…」
 エレベーターを出ると、なんと隣のお姉さんはそう言ってきたのだ。

 え、な、何?…

 何を言ってるの?…

 僕の聞き間違いか?…


 だけど…

「ねぇ、欲しい…んでしょう?」

 聞き間違いではなかったのだ…

 まさかの言葉だ…

 そして、一瞬、ドキッともしてきていた。
 
 なぜなら…

 もしかして、先週の深夜にベランダに干しっ放しの洗濯物のストッキングを盗んだ事を…

 知っているのではないのか?…

 そう思ったのであるのだが…

 だけど…

 この、お姉さんの様子を見ると、どうやら違うみたいだ…

 それは…

 お姉さんの目が、責めている感じではなく…

 羞恥心と、欲情の…

 二つの想いを感じさせる目をしていたから…


「あ…は、はい…ほ、欲しい…です…」

 大丈夫だ…

 バレてはいない筈だ…

 あの夜は、風がかなり強かったから、風に飛ばされて無くしてしまったと思っているに違いない…
 筈なんだ。

 そしてお姉さんは、本当に…
 恥ずかしそうな顔をしていた。


「じゃあさぁ、ウチにおいでよ」

「あ、は、はい…」
 そして、そう言ってきた。



「あ、でも…時間、大丈夫なの?」

 そう、もう午後10時近いから…

 だけど、今夜は…

「は、はい、母は今夜、夜勤なんで大丈夫です」
 
 今夜は…
 看護師の母親の夜勤の夜なのだ。


「え、そ、そう…
 じ、じゃあ、ウチに、おいでよ…」
 そしてお姉さんは、僕を部屋に誘ってきた。

 本気みたいだ…
 

 そして、エレベーター乗り場から…

 コツ、コツ、コツ…

 と、ヒールを鳴らしながら廊下を先に歩き…

 ガチャ…

「どうぞ…入って…」

 僕を…

 部屋に招き入れてくれた…


 まさかの展開だ…

 まさか、こんな流れで…

 秘かに憧れていた隣のOLのお姉さんの部屋に招き入れられるなんて…

 夢のようだ…

 いや、夢なのか?…




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