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  OLのストッキング3  (隣の男の子)
第4章 隣のお姉さん 2

 隣のお姉さん⑤


 秘かに憧れていた隣のOLのお姉さんの部屋に招き入れられるなんて…

 夢のようだ…

 いや、夢なのか?…



 そして僕は…

 この後の展開の予想に…

 禁断の匂いの予感に…

 ドキドキしてきていた…

「あ、はい、失礼します」

 だけど…

 そんな都合の良い…

 夢のような展開なんて…

 AVか、エロ動画の世界の中でしか、あり得無い事も…

 よく分かっている…

 心の疼きが昂ぶってはくるのだが…

『ダメだ期待しちゃ…』

『こんな事あり得ないから…』

 そう、僕の心が、戒めてきていた。

 そして…

 ドキドキと高鳴り…

 ウズウズと昂ぶってきていた…


「どうぞ…入って…」

「あ、はい、失礼します」
 とにかく、そんな突然の流れの展開により…
 僕は…
 隣のお姉さんの部屋に入る。

 玄関の造りは同じ様だ…

 あ、さっきのエレベーターの中と同じ、いい匂いがする…

「あ、と、とりあえず、そこに…」
 お姉さんはリビングのソファーを指差した。

 あ…

 リビングが広い…

「は、はい…」
 僕はそう返事をしながら、キョロキョロと周りを見回してしまう。

 ウチとは完全に仕様が違うのか?…

「え、な、なに?」
 
「あ、いや、僕ん家とは間取りが全然違うから…」

「あ…、なんだぁ」
 お姉さんは呟く。
 
 そして…

「うん、このマンションはさぁ…
 2LDKと1LDKの2種類あるのよ」

「え、そうだったんだ…」

 知らなかった…

「そう、簡単に云えばさぁ…
 ファミリー向けと独身向けみたいなね…」

「知らなかったぁ」
 本当に知らなかった。

 僕の部屋は2LDKだ…

 カウンターキッチン仕様のウチより広いリビング…

 あ、あのドアが寝室なのか?…

 それにしても、なんとなく殺風景な感じが…

 2対のローソファーにテーブルのセット…

 DVDレコーダー内蔵のテレビ…

 それ以外は、飾りも、ポスター、カレンダー等の類いもない…

 かなりシンプルで、いや、必要最低限しかモノが無い…




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