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  OLのストッキング3  (隣の男の子)
第4章 隣のお姉さん 2
 隣のお姉さん⑥

 リビングの中は、飾りも、ポスター、カレンダー等の類いもない…

 かなりシンプルで、いや、必要最低限しかモノが無い…

 そう思い、キョロキョロと周りを見回していた。
 
 すると…

「何も無いでしょう」
 お姉さんは自虐的な笑みを浮かべながら、そう呟いてきた。

「あ、はい、でも、スッキリしてていいですね…
 ウチなんてモノがあり過ぎて…」
 そうは言ったのだが、意外に感じていた。

 なぜなら…
 
 昔の彼女の部屋は、キャラクターのぬいぐるみやら…
 アイドルスターのポスターやグッズやらで、かなり賑やかであったから、なんとなく殺風景で、違和感も少し感じてはいたのだ。

 ただ、人の趣味は様々だから…

 きっとこのお姉さんは、このリビングの様に飾らない、サッパリとした性格なんだ…
 とも、思っていた。

 人はそれぞれ、様々だから…


「コーヒーでも飲む?」
 そんな事を考えていたら、お姉さんはそう訊いてくる。

「あ…す、すいません…」
 
 確かに、かなり緊張して喉が渇いていた…

「さすがにさぁ、高校生にはビールは勧められないからねぇ」
 お姉さんは自虐的な笑みを浮かべながら、そう呟く。

 そう、母親も帰宅したらまずはビールだ…

 するとお姉さんは、僕にアイスコーヒーを手渡して、自分は缶ビールを冷蔵庫から出してきた。

「ふうぅ…」
 そして、ゴクリと美味しそうにビールを飲む。

「なんか、大人ですね…」
 
 なんか、カッコよい…

 本当に大人の女として見えていた…


「え…」

「いや、なんか、そのビールを飲むの、カッコいいなぁ…って」

「え、大人…って」

「なんか、素敵な大人のお姉さんて感じがします」
 本当にそう想ったのだ。

 ドキドキドキドキ…

 そして、そんなお姉さんの姿を見て…

 急に、心が高鳴り、昂ぶり…

 そして…

 淫靡な妄想の

 スイッチが入ってしまった…

『この伝線ストッキングをあげようか…』

 淫靡以外のナニモノでもない…

 今、目の前で穿いている伝線ストッキングを…

 くれるって…

 淫靡で、いやらしくて、淫らで…

 それ以外に何があるんだ?…

 ドキドキドキドキ…

 ウズウズ…








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