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  OLのストッキング3  (隣の男の子)
第1章 隣の男の子
 隣の男の子…①

「こ、こんばんわ…」

 わたしは毎週恒例の秘密のサービス残業をして後、自宅マンションに帰宅した。
 そしてマンションのエントランスホールでエレベーターを待っていると、隣の部屋の高校生の男の子も帰宅してきて、目が合ったら、彼がそう挨拶をしてきたのだ。

「あ、お帰り、部活?」

「い、いや、塾です」
 なんとなく恥ずかしそうに応えてくる。

 チン…

 エレベーターのドアが開いた。

 二人で乗り込み、部屋の階数のボタンを押す。

「…………」
 そして、わたし達は無言になった。

 そう、実は、たまに顔は見かけるのだが…
 こうして言葉を交わしたのは初めてなのだ。
 

「…………」

 あっ、彼が…

 すると、後ろからわたしの脚をジッと見つめていた…
 防犯用にと設置されている天井の鏡に、わたしの脚をガン見している彼の姿が丸映りなのである。

 脚が好きなのだろうか…

 ドキドキ…

 いや、違う…

 彼は…

 ストッキングが好きみたい…

 …のを、わたしは知っていた。


 先週の風の強かった夜…

 わたしは会社の飲み会で飲み過ぎてしまい、酔い潰れる寸前でなんとか帰宅した。

 そして、ベッドにバタンキューと倒れ、寝落ちする…

 ヒュー、ガタン、ガタン、ゴン…
 
「ん……」

 そして深夜…

 ベランダに干しっ放しの洗濯物が、強風に煽られて窓にぶつかっている音で目覚めた…
 いや、目を開けただけだ。


 その時だ…




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