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  OLのストッキング3  (隣の男の子)
第2章 隣のお姉さん
 隣のお姉さん…①

「こ、こんばんわ…」

 僕は塾帰りに看護師の母親が夜勤なので、一人で夕食代わりにファーストフード店でハンバーガーを食べ、そして自宅マンションのエントランスホールでエレベーターを待っていると…
 隣の部屋のOLのお姉さんが帰ってきて、エレベーター待ちをしてきた。

 そして目が合ってしまったので、恥ずかしいのだが挨拶する…
 
『挨拶くらいはちゃんとしてね…』
 ウチは母子家庭で、挨拶、礼儀等には、小さい頃から母親に煩く云われて育ったのだ。

 すると隣のお姉さんは、ニコッと笑い…

「あ、お帰り、部活?」
 と、気楽に返してきた。


 だから、思わず…

「い、いや、塾です」
 そう即答してしまう。

 すると…

 チン…

 エレベーターのドアが開き、二人で乗り込み、僕が奥に、お姉さんが前に立ち、部屋の階数のボタンを押す。

「…………」
 そして僕達は、無言になった。

 そう、実は、よく顔は見かけてはいたが、こうして言葉を交わしたのは初めてだったのだ…
 だから、挨拶以外に話しようがなかったのだ。
 
 だけど…

 実は…

 僕は…

 秘かにこの隣のお姉さんに憧れていたのである。

 おそらく身長は160㎝くらい…

 肩くらいのやや明るい、サラっとした髪…

 スレンダーなスタイルで、いつもカチッとしたスーツを綺麗に着こなし…

 そして、なによりも美しい、スラッとしてカタチのよい脚…

 その脚を綺麗に、艶やかに纏う、魅惑の光沢のストッキング…

 男心を擽るハイヒール…

 そんな典型的なOLファッション…

 正に綺麗な、大人の魅力溢れるお姉さん…

 そんな感じであり…

 たまに見掛ける度に、僕は秘かに昂ぶっていたのである。

 そして、そんな憧れのお姉さんと、偶然、エレベーターという密室で一緒になったのだ…

 僕は普通の高校三年生…

 挨拶以外に気の利いた会話等出来ようが無い…

 それにこのエレベーターのドアが閉まっているという密室内で、瞬く間に鼻孔を刺激してくる甘い、柑橘系の微かな香りが…
 更に僕の心の緊張感を高め、昂ぶらせてきていたのだ。

「…………」

 ドキドキドキドキ…

 まるで、高鳴りがお姉さんにも聞こえてしまうのではないか…

 僕は、その位に高鳴り、昂ぶっていた…





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