この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
後宮に蝶は舞いて~Everlasting love~第二部
第40章 花、薫る夜
 刹那、王に召し出された日、帰邸して泣いていた父の姿が浮かんだ。別れの日、話しかけても上の空で半病人の体であった母の憔悴した顔まで思い出す。



 桂花は両親の姿を打ち消し、笑顔を作った。



「いいえ。特には何も」



 男同士の婚姻に〝歓んでいた〟と嘘を言うのもかえって空々しい。それが桂花の精一杯の応えであった。
/4629ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ