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後宮に蝶は舞いて~Everlasting love~第二部
第41章 それぞれの想い
「おめでたい日に涙は禁物ですよ。これが邸下の本当の門出なんですから」




 泣いているのはどっちだと言いたかったが、口には出さなかった。五歳のときから十二年、いつも側にはホン内官がいてくれた。




 松月楼で騒動を起こして以来、父王から桂花と逢うのを禁じられた賛が自暴自棄になりかけたところ、もう一度、桂花に逢ってケリをつけろと励ましてくれたのもホン内官だった。




 あの時、彼が背中を押してくれなければ、今の自分たちはなかったかもしれない。
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