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後宮に蝶は舞いて~Everlasting love~第二部
第41章 それぞれの想い
 もう誰一人、自分の幸せのための犠牲にしたくはなかった。




 宮殿は高い塀に厳重に守られていると思われがちだが、意外に抜け出そうと思えば隙があるものだ。後宮の一角には、かなり塀が低くなっている場所がある。賛も何度かは、ここを乗り越えて出入りした憶えがあった。あまり自慢できたことではないが。




 まずは賛が塀を乗り越え、次に桂花が塀に登った。先に着地した賛が両手を伸ばし、桂花を抱き下ろす。女よりも女らしいとはいえ、れきとした男だ。彼の身のこなしは軽やかだ。
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