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ママになった郁姉と…
第1章 ただいま
「お姉、買ってきたの?」
「うん、朝一でヨウと行ってきたw」
お姉が妊娠するまでオレと一緒に働いていたベーカリーのパンだった。
「吉田さんが悠、元気って言ってたよ…」
吉田のオバちゃんはオレにとって恩人のひとりだ。そしてお姉とオレを結びつけてくれた。もう1年以上、オバちゃんに会っていない。
「オバちゃん、元気だった?」
「うん!そのパン、吉田さんの奢りだよw」
そのパンはオレが一番好きなものだった。オレ、すごく嬉しくなった。
「朝ごはん、まだでしょ?」
「うん!」
「じゃあ食べて…それからヨウと遊んであげてねw」
お姉はそう言うと洗濯物を干し始めた。オレは頷くとヨウを膝に乗せテーブルに着いた。柔らかいものは食べられるようになったヨウに、小さくちぎったパンを相伴してもらった。そして食べ終わるとヨウと一緒にプラレールを始めた。
最後はせっかく作った線路を怪獣になったヨウが壊していた。そして満足いくまで暴れたヨウはお昼ご飯もそこそこにすっかり眠ってしまった。
「ヨウ、大きくなったね」
「うん、顔なんか悠そっくり…w」
お姉がオレをしげしげと眺めながら悪戯な顔で言った。
1歳半になったヨウはA型だった。お姉はOでお兄さんはA、オレはABだからどちらの子供でもおかしくない。だからお兄さんは敢えてDNA鑑定していない。でもお姉はお兄さんに内緒でオレとの鑑定を受けた。そして結果、ヨウはオレの子供だった。もちろんお兄さんはそれを知らない。
「うん、朝一でヨウと行ってきたw」
お姉が妊娠するまでオレと一緒に働いていたベーカリーのパンだった。
「吉田さんが悠、元気って言ってたよ…」
吉田のオバちゃんはオレにとって恩人のひとりだ。そしてお姉とオレを結びつけてくれた。もう1年以上、オバちゃんに会っていない。
「オバちゃん、元気だった?」
「うん!そのパン、吉田さんの奢りだよw」
そのパンはオレが一番好きなものだった。オレ、すごく嬉しくなった。
「朝ごはん、まだでしょ?」
「うん!」
「じゃあ食べて…それからヨウと遊んであげてねw」
お姉はそう言うと洗濯物を干し始めた。オレは頷くとヨウを膝に乗せテーブルに着いた。柔らかいものは食べられるようになったヨウに、小さくちぎったパンを相伴してもらった。そして食べ終わるとヨウと一緒にプラレールを始めた。
最後はせっかく作った線路を怪獣になったヨウが壊していた。そして満足いくまで暴れたヨウはお昼ご飯もそこそこにすっかり眠ってしまった。
「ヨウ、大きくなったね」
「うん、顔なんか悠そっくり…w」
お姉がオレをしげしげと眺めながら悪戯な顔で言った。
1歳半になったヨウはA型だった。お姉はOでお兄さんはA、オレはABだからどちらの子供でもおかしくない。だからお兄さんは敢えてDNA鑑定していない。でもお姉はお兄さんに内緒でオレとの鑑定を受けた。そして結果、ヨウはオレの子供だった。もちろんお兄さんはそれを知らない。