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KAYOKO-香蓉子-≪羞恥露出の虜になるまで≫
第7章 解放され、束縛される香蓉子
1年生の二学期。仙石先生は、体調不良で交代になりましたが、本当は、お姉ちゃんの方の保護者としてPTAの会長だった真菜ちゃんのお母さんが校長と直談判して、解雇させたのです。それを知ったのは、随分と後でしたが。
「仙石先生がいなくなって、安心だね。体調不良だって、本当かな」
と、事情は何も言わずに、笑って伝えてくれた真菜ちゃん。真菜ちゃんがお母さんに話しをしてくれた結果だとその時は知らなかったから、
「そうだね。よかった」
と、だけ言った私。本当は「ありがとう」というべきだったのだと思うけど、事情を知らなかったので、そんな感じでした。
「よかったね」
と、微笑む真菜ちゃん。
「香蓉子ちゃんをイジメる人は、誰だって許さないんだから」
と、続けた真菜ちゃん。
「だって、香蓉子ちゃんは、私のものだから」
と、私を抱きしめた真菜ちゃん。
「真菜ちゃん?」
と、訊いた私に、
「大丈夫よ。香蓉子ちゃんは私が守るから」
と、微笑みました。そのとき、なんとなく、仙石先生の異動に真菜ちゃんがかかわっているような気がした私。でも、それを知ったのは後日。
二学期が始まると、秋は目の前。
運動会に向かって練習。
そして、鍵盤ハーモニカの発表会。
走るのも演奏も上手な真菜ちゃん。というより、勉強もできる真菜ちゃん。そのうえ、絵も上手で、作文も上手。
仙石先生の後任で来た笹谷先生も、驚いていました。音楽の先生からは、他に習い事として、ピアノやヴァイオリンなども勧められていた真菜ちゃん。スーパーガールでした。
唯一の真菜ちゃんの欠点は、、、笑顔が少なく、顔が可愛いとは言えないことだそう。真菜ちゃんのママが、私のママと話しているところを立ち聞きした、私。
「もうね。真菜が、せめて、私に顔が似てくれていたら」
と、嘆く真菜ちゃんのママ。
「真菜ちゃんってパパに似ているの?」
と、訊く私のママ。
「そうなのよ。あの、一重の細い目。エラの張った顔。どう見ても、私に似ていないでしょ」
と、さらに嘆きが深くなった感じの真菜ちゃんのママ。確かに、真菜ちゃんは目が細い。というか、小さい。
「それに比べて、香蓉子ちゃんは、可愛いわ。丸い顔に二重の丸い大きな目。それに何より、痩せぎすの真菜。香蓉子ちゃんほどふっくらとは言わないけど、もう少し」
と、言う声が。
「仙石先生がいなくなって、安心だね。体調不良だって、本当かな」
と、事情は何も言わずに、笑って伝えてくれた真菜ちゃん。真菜ちゃんがお母さんに話しをしてくれた結果だとその時は知らなかったから、
「そうだね。よかった」
と、だけ言った私。本当は「ありがとう」というべきだったのだと思うけど、事情を知らなかったので、そんな感じでした。
「よかったね」
と、微笑む真菜ちゃん。
「香蓉子ちゃんをイジメる人は、誰だって許さないんだから」
と、続けた真菜ちゃん。
「だって、香蓉子ちゃんは、私のものだから」
と、私を抱きしめた真菜ちゃん。
「真菜ちゃん?」
と、訊いた私に、
「大丈夫よ。香蓉子ちゃんは私が守るから」
と、微笑みました。そのとき、なんとなく、仙石先生の異動に真菜ちゃんがかかわっているような気がした私。でも、それを知ったのは後日。
二学期が始まると、秋は目の前。
運動会に向かって練習。
そして、鍵盤ハーモニカの発表会。
走るのも演奏も上手な真菜ちゃん。というより、勉強もできる真菜ちゃん。そのうえ、絵も上手で、作文も上手。
仙石先生の後任で来た笹谷先生も、驚いていました。音楽の先生からは、他に習い事として、ピアノやヴァイオリンなども勧められていた真菜ちゃん。スーパーガールでした。
唯一の真菜ちゃんの欠点は、、、笑顔が少なく、顔が可愛いとは言えないことだそう。真菜ちゃんのママが、私のママと話しているところを立ち聞きした、私。
「もうね。真菜が、せめて、私に顔が似てくれていたら」
と、嘆く真菜ちゃんのママ。
「真菜ちゃんってパパに似ているの?」
と、訊く私のママ。
「そうなのよ。あの、一重の細い目。エラの張った顔。どう見ても、私に似ていないでしょ」
と、さらに嘆きが深くなった感じの真菜ちゃんのママ。確かに、真菜ちゃんは目が細い。というか、小さい。
「それに比べて、香蓉子ちゃんは、可愛いわ。丸い顔に二重の丸い大きな目。それに何より、痩せぎすの真菜。香蓉子ちゃんほどふっくらとは言わないけど、もう少し」
と、言う声が。