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KAYOKO-香蓉子-≪羞恥露出の虜になるまで≫
第7章 解放され、束縛される香蓉子
「少しは感謝してね」

と、微笑む真菜ちゃん。私が頷くと、

「だから、キスしてもいい?」

と、言いながら、私の返答も待たずに、唇を重ねてきた真菜ちゃん。そして、

「香蓉子ちゃんのファーストキス。真菜がいただいたわ。香蓉子ちゃん、これからも仲良くしてね。だって、お互いにファーストキスを交換した仲なのだから」

と、微笑む真菜ちゃん。それから、バトンパスの練習をして、最後には、キス。

「これだと、バトンキスだね」

と、微笑む真菜ちゃん。そして、運動会が終わると、今度は、鍵盤ハーモニカの演奏会に向けて、練習。

「うちの家で一緒に練習しない」

と、言う真菜ちゃん。真菜ちゃんのママから私のママに連絡が入って、ママは二つ返事でOKしていたわ。

だって、真菜ちゃんのママは、小学校のPTAの会長。というだけでなく、実際にボス。それに、真菜ちゃんのママは、仕事で忙しい私のママに、

「真菜が香蓉子ちゃんと一緒に、夕食を食べたいって言っているから、夕食を一緒にしてもいいかしら?」

「真菜が香蓉子ちゃんと一緒に、お風呂に入りたいって言っているから、一緒に入っても構わないかしら?」

と、訊いていたそうですが、私のママには断る理由はありませんでした。

だって、母子家庭で、経済的にも厳しかった私の家。夕食と言っても、母が働いているスーパーの廃棄予定のお弁当とか、総菜の残りでしたから。結局、売れ残るのはいつも同じようなもので、飽き飽きしていたのは事実。お風呂だって、銭湯でしたから、毎回、お金がかかるのです。それが、浮くのですから、私のママが反対するはずがありません。

真菜ちゃんのパパは開業医で、地域でも有名な内科・小児科の医者で、園医や校医を務めている名士で、当然、お金持ちで、立派な邸宅。同じ小学校に通っていても、解体予定のアパートの私とは違いました。

それに、真菜ちゃんには姉と弟がいましたが、小学4年生のお姉ちゃんと、年少さんの弟。兄弟姉妹のいない私に、兄弟姉妹ではないけれど、そういう環境を私のママは与えたかったのだと思います。

いつも私のママは、そういう時は、学校に行く時から、可愛い服を着せてくれました。

「粗相のないように」

と、いつも言っていました。

私は知らなかったのですが、その可愛い服も真菜ちゃんのママからの差し入れだったのでした。
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