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KAYOKO-香蓉子-≪羞恥露出の虜になるまで≫
第8章 発達障碍の問題児たちに悩む香蓉子
2年生になると、いろいろなことが見えてきた私。
1年生のときには、迷惑な・・・で、済んでいたのですが。。。
例えば、1年生の時に隣のクラスだった牧田くん。
授業中に教室から走り出して、先生が追いかけていくのですが、
「牧田くんは、発達障碍だから、たいへんよね」
と、笑う真菜ちゃん。
「はったつしょうがい?」
と、訊くと、
「そう。頭がおかしい、というか、壊れているの。だから、ジッとしていられないの」
と、笑う真菜ちゃん。確かに、そんな感じ。先生からは、
「15の夜のバイクじゃなくて、6歳の朝ダッシュか!」
と、言われているのを聞いた記憶があった私。真菜ちゃんのパパが言うには、
「昔、尾崎豊という歌手がいて、結構、人気だったんだ。その人の歌に『15の夜』という歌があって、『盗んだバイクで走り出す行き先も解らぬまま暗い夜のとばりの中へ誰にも縛られたくないと逃げ込んだ夜に自由になれたような気がした15の夜』という歌詞があるんだ」
と、途中は歌いながら、説明してくれたけど、そういうことらしい。牧田くんは、「誰にも縛られたくないと逃げて、自由になれたと感じているんだ」と、私は理解していたけど、真菜ちゃんは、
「単に頭がおかしいだけ」
と、笑っていた。
1年生の時に同じクラスだった上田くんも、真菜ちゃんは、
「あれも発達障碍。オレオレ詐欺」
と、笑う。真菜ちゃんの説明だと、
「俺は、○○できるから凄い」
「俺は、すべてを知っている」
「俺は、お前らバカとは違う」
と、大きな声で叫ぶ上田くんは、
「できないのに、できるとか、知らないのに、知っているとか、全部、嘘。俺が、俺が、って連呼しているけど、内容は嘘。まるで、『オレオレ詐欺』みたいじゃない。あれだって立派な発達障碍よ」
と、笑いながら、
「それに、上田くんの発言のタイミング。。。普通じゃないでしょ。授業中に先生が黒板で説明しているのに、『俺は、すべてを知っている!!!』とか、叫んだり、テストの答案を返しているときに、『俺は、お前らバカとは違う!!!』とか、叫ぶって普通じゃないよね」
と、続けて説明してくれる。確かに、変な子ではある上田くん。
1年生のときには、迷惑な・・・で、済んでいたのですが。。。
例えば、1年生の時に隣のクラスだった牧田くん。
授業中に教室から走り出して、先生が追いかけていくのですが、
「牧田くんは、発達障碍だから、たいへんよね」
と、笑う真菜ちゃん。
「はったつしょうがい?」
と、訊くと、
「そう。頭がおかしい、というか、壊れているの。だから、ジッとしていられないの」
と、笑う真菜ちゃん。確かに、そんな感じ。先生からは、
「15の夜のバイクじゃなくて、6歳の朝ダッシュか!」
と、言われているのを聞いた記憶があった私。真菜ちゃんのパパが言うには、
「昔、尾崎豊という歌手がいて、結構、人気だったんだ。その人の歌に『15の夜』という歌があって、『盗んだバイクで走り出す行き先も解らぬまま暗い夜のとばりの中へ誰にも縛られたくないと逃げ込んだ夜に自由になれたような気がした15の夜』という歌詞があるんだ」
と、途中は歌いながら、説明してくれたけど、そういうことらしい。牧田くんは、「誰にも縛られたくないと逃げて、自由になれたと感じているんだ」と、私は理解していたけど、真菜ちゃんは、
「単に頭がおかしいだけ」
と、笑っていた。
1年生の時に同じクラスだった上田くんも、真菜ちゃんは、
「あれも発達障碍。オレオレ詐欺」
と、笑う。真菜ちゃんの説明だと、
「俺は、○○できるから凄い」
「俺は、すべてを知っている」
「俺は、お前らバカとは違う」
と、大きな声で叫ぶ上田くんは、
「できないのに、できるとか、知らないのに、知っているとか、全部、嘘。俺が、俺が、って連呼しているけど、内容は嘘。まるで、『オレオレ詐欺』みたいじゃない。あれだって立派な発達障碍よ」
と、笑いながら、
「それに、上田くんの発言のタイミング。。。普通じゃないでしょ。授業中に先生が黒板で説明しているのに、『俺は、すべてを知っている!!!』とか、叫んだり、テストの答案を返しているときに、『俺は、お前らバカとは違う!!!』とか、叫ぶって普通じゃないよね」
と、続けて説明してくれる。確かに、変な子ではある上田くん。