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KAYOKO-香蓉子-≪羞恥露出の虜になるまで≫
第8章 発達障碍の問題児たちに悩む香蓉子
「何も言っていないのに、いきなり殴るって、どういうつもり!大丈夫?香蓉子ちゃん!!!」

と、元々よく通る声なのに、さらに、腹の底から出す大声。その声が、吹き抜けを通って聞こえたのか、

「なんだ!」

「どうした?」

「殴る??」

とか、言いながら、多くの児童が走ってきました。特に校長室と近い上級生。

そこには、真菜ちゃんのお姉さん、香菜さんの姿。

「どうしたの。真菜」

と、訊く香菜さん。

「この人が、香蓉子ちゃんは何も言っていないのに、殴ったの!」

と、集まった上級生たちに聞こえるように、よく通る声で、説明したわ。顔面蒼白の教頭。。。

校長先生も、河端先生も出てきた。今日のことは、みんな知っているはず。私が言おうと思ったのだけど、それより先に、私にアイコンタクトを送ってから、真菜が、

「この人、今日、河端先生のズボンを下した変態な駿斗くんのお父様。河端先生が息子を突き飛ばしたって、謝罪を求めているの!おかしいよね!!!教頭先生は、さんざん、迷惑かける駿斗くんを守りたいから、河端先生に謝罪させるだって!!!それを、私がおかしいって言って、駿斗くんのお父様に、『あなたの息子がどれだけ、みんなに迷惑をかけているか、わからないの』って言ったら、言った私じゃなくて、香蓉子ちゃんを叩いたのよ!!!叩くなら、私を叩きなさいよ。言ったのは私なんだから!!!」

と、言い募る真菜ちゃん。聞いていた香菜さんが、

「そもそも、大の大人が、小学生に意見されて、言葉で言い返せなくて、暴力に訴えるなんて、最低ね!!!」

と、言うと、聞いていた児童たちが、

「そうだ!!!」

「お!!!そうだ、そうだ!!!」

と、大声で、賛同したの。。。駿斗くんのパパは、絶句。見かねた教頭先生が、

「お前ら、いい加減にしろ。教室に戻りなさい!!!」

と、気合を入れて、怒鳴った。賛同の声は収まったけど、空気は最悪。香菜さんが、

「いい加減にしろ?いい加減にするのは、お前だろ。おい、教頭!」

と、睨むと、最上級生の6年生の中垣内くんが、

「殴った以上、暴行罪ですよね。それに、怪我でもしていたら、傷害罪ですよ」

と、言いました。他の6年生が、

「おッ、さすが検察官の息子は言うことが違うな」

と、囃すと、聞いていた駿斗くんのパパの表情が強張った・・・。
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