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KAYOKO-香蓉子-≪羞恥露出の虜になるまで≫
第9章 第二次性徴。色気づく男子に悩まされる香蓉子
「上田くんが、『香蓉子が走ると胸が揺れるんだぜ』ってクラスの男子の何人かに話したから、今日の体育の時間、半数くらいの男子が、香蓉子ちゃんの胸をジッと見ていたんだけど」

と、真菜ちゃんが坂本明くんを責めると、

「そんなこと言ったって、僕は、単に思ったことを口にしただけで、勝手に広めたのは、こいつだから」

と、上田くんを指差す坂本明くん。

「え~ダメだったの?」

と、指差されて不貞腐れる上田くん。どっちもどっちだけど。。。

「そうだよ。だから、こうなっているんじゃないか!俺は、見たことをそのまま言っただけだ。なのに、お前が広めるから、こんなことになったんじゃないか!!!」

と、怒りだす坂本明くん。

「どっちもどっちだけど」

と、2人に話す真菜ちゃん。

「そもそも、坂本がそんなことを言わなければ、上田だって、触れ回らないのよ。上田も坂本が言っているからって、イチイチ真に受けて触れ回るんじゃないのよ。だいたい、坂本が言っていることの大半はガセネタでしょ。坂本じゃなくてガセモト。「明かなガセ元」なんだから」

と、笑う真菜ちゃん。

「このことは、先生に報告するから」

と、言った真菜ちゃん。坂本くんがニヤニヤ笑いながら、

「で、どうなるんだい。先生が僕たちを注意するとでも思っているのかい。甘いな。先生たちは僕たちの味方さ」

と、話した。真菜ちゃんも、思い当たる節があるみたいで、沈黙。確かに。。。

特に教頭先生なんかは、露骨に、坂本明くんに肩入れしている感じ。

「だいたいさ、岩倉もさ、こんな、片親の貧乏人と仲良くしているのさ。医者の子は医者の子同士、仲良くやろうぜ」

と、笑う坂本明くん。同調する上田くん。そして、いつの間にか横にいた駿斗くん。

「俺たちドクターズなんだよ。岩倉だって、ドクターズじゃないか。香蓉子みたいな学費を払うのに汲々の貧乏人と、俺たちとは住む世界が違うんだよ」

と、笑う駿斗くん。

「そう、世の中、金なんだって。先生だって、寄付貰っているから、俺たちが何をしたって、何も言われない」

と、笑う坂本明くん。

「うるさい!」

そう、真菜ちゃんは言って、私の手を引っ張って教室を出たの。
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