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性欲が強い俺は性に飢えた女の相手をする事にした
第2章 @純白の子猫さん
そして、うん、と頷いた。

「……だから。もう、いい加減捨てたいの」

その言葉に、心臓が跳ねた。

欲情とか、それ以前の問題だった。

なんだこの女、危険だ。

「いや、白猫さんくらい綺麗な人だったら……男、いくらでもいたんじゃ……」

言いかけた俺を、彼女はふふっと笑って遮った。

「それが、邪魔なんだよね」

綺麗すぎて、誰も本気にしなかった。

理想を抱かれて、近づかれるのに、触れられなかった。

……そんな過去が、今の彼女の瞳に、滲んでいた。

ホテルの部屋に入り、ドアが閉まると、急に空気が重くなった。

(うわ……マジか。マジでこれから処女を抱くんだな、俺)

「……シャワー、浴びる?」
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