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禁愛
第8章 突然の訪問
美和は、トイレに入ったふりをして、優の居る二階に上がった。

もちろん、栞奈に気づかれないように…。

二階に上がると、灯りがついている部屋があった。

『あそこね…』

美和がドアを開けると、優はクローゼットにスーツを片付けるところだった。

「ここが、愛の部屋?」

優はいきなり美和が入って来たので、ビックリした様子。

「なんだよ!急にビックリするだろ」

「なんとなく、愛の部屋、見てこようかなって思ってさぁ」

「ほら、下に行くぞ!」

寝室から美和とリビングに戻った。

栞奈は何も知らず夕飯をテーブルに並べていた。

料理を見て、優は声を上げる…。

「うわー!今日もうまそう!美和…うちの奥さんの料理は絶品だぞ!」

「そうなの?いただくのが楽しみだわ」

「お口に合うかは、分かりませんがどうぞ召し上がって」

三人は、ワインを飲みながら食事をした。

「奥さま、とても美味しいです」

「良かった、いっぱい召し上がってね」

「はい…」

夕飯を食べ終えた後も二人は飲んでいた…。

栞奈は美和の布団を準備するのに二階に上がる…。

客間は寝室の向かい側の部屋だった。

「早く、明日になりますように」

栞奈は小さく呟いた。

その時、栞奈のポケットに入っていた携帯が鳴った。

着信は和歌子からだった。

「もしもし…」

「栞奈?今大丈夫?」

「うん、少しなら…どうしたの?」

和歌子からの電話は仕事に関する事だった。

「うん、分かった…」

「どうした?元気ないじゃん…」

「実はさ…」

栞奈は、事情を話した。

和歌子は驚いている様子だった。

「えーーー!そんな事ってあるの?でもさ、その女わざとらしくない?」

「うん…少しね…でも拒否するわけにもいかないじゃない…」

「そうよね…でも、今日頑張って立花さんに慰めてもらえば良いじゃん」

栞奈は和歌子に会っていない事を告げて居ない…

亨の名前を聞くと、今でも涙が出そうになる…。

「うん」

と一言返事をし、和歌子になだめられ電話を切った。

『立花君…』

栞奈は涙を堪え、リビングに戻った。

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