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禁愛
第10章 大阪…
亨と車に乗り、栞奈は黙って外を眺めていた。

「少し、走るか…」

「うん…」

栞奈は携帯の電源を入れた。

メールの問い合わせをすると、優からたくさんメールが入っていた。

しかし、読む気になれず、すぐ携帯を閉じてしまった。

「栞奈、話したくないなら無理に話さなくて良いよ…」

「あなたが大阪に居て良かった…」


亨はしばらく車を走らせ、自宅から少し遠い場所に車を止めた。

栞奈が顔を上げるとそこには、[スポーツルーム]と書いてある看板が見える。

「スポーツ?」

「そう!ここ夜中までやってるんだ、行こう」

車から降り、建物の中に入ると受付があった。

亨が慣れた感じで受付をしている

「栞奈、スニーカーのサイズっていくつ?」

「えっ・・・24だけど…」

「了解」

そう言うと、亨はまた受付のスタッフと話をしている。

その様子を黙って見ていると亨が一つの籠を栞奈に渡した。

「何?」

「良いから、女性用の更衣室はそっちだから着替えてきて」

「じゃぁ、後でね」

そういうと、男性用更衣室と書いてある部屋に亨は入って行った。

戸惑いながらも、栞奈も女性用の更衣室に入り籠の中身を見た。

中にはジャージや靴下、スニーカーが入っていた。

『これに、着替えろって事よね…』

着替えを済ませ、栞奈が出ていくと、既に着替えを済ませた亨が

また受付のスタッフと話をしていた。

亨は、栞奈にテニスのラケットを手渡した。

「行こう」

栞奈の手を引き少し長い廊下を歩いた。

「立花君?」

一つのドアの前で立ち止まり、扉を開けるとそこにはテニスのコートが

何面かあった。

「テニスしようぜ!」

「テニス?」

「うん、栞奈テニス部だったろ?」

「そうだけど…」

コートに入り、亨は準備運動を始めた。

栞奈も一緒にストレッチなどをして、準備運動をした。

「よし!やるぞ!」

「うん!」

言われるがまま栞奈はテニスをした。

久しぶりにする運動は、かなり楽しかった。

しばらく、練習してると

「栞奈、勝負しようぜ!」

「勝負?」

「うん、勝った方の言う事を一個聞くってのどう?」

「えーーいいわよ…」

二人はゲームを始めた。
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