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私立桐邦音楽大学附属中学校
第32章 小山田梨果の挑発
「お、小山田……お、俺の家に来て何を……?」

放課後、急に弘斗の家に行くと言い出した小山田梨果。

「いいから言うこと聞くって言ったじゃん。」

「言ったけど理由くらい聞かせて貰ってもいいかと……」

「あ!お風呂屋さんだ。」

弘斗の自宅近所の旧い銭湯。以前に高遠美月と弘斗の妹まひろと4人で来た過去がある。そこを指差す小山田。

「ああ、今日は休みだよ。」

定休日のようだ。

「そーなんだー残念……」

といいつつその場から動こうとしない小山田。

「せ、銭湯がどうかしたか?」

「村上くん元気かな?」

「えっ?あー村上ねー……」

村上とはこの銭湯の経営者の孫であり弘斗の小学生時代の同級生であった村上清晴(きよはる)のことだ。

「あれから会った?」

「いや、会ってないけど……」

小山田梨果が村上に裸を見せた疑惑を思い出した。

「そうなんだー……」

「な、なぜ村上の話しを?」

「面白い男の子だったなーと思ってー」

「そ、そうかな……」

「うん、最高の反応だったよ。」

「……」

最近増えた小山田のこのような言動が弘斗に当てつけているのだと弘斗本人も気付き始めていた。

(かといってどうすれば……)

内藤隆俊や馬場教諭の事も思い浮かべたが、彼らのようには振る舞えないのは本人が一番知っている。
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