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私立桐邦音楽大学附属中学校
第32章 小山田梨果の挑発

「お兄ちゃんただいまー」
「ま、まひろ?!」
妹のまひろが帰宅した。
「何してるの?そんなとこで突っ立って。」
「えっと……」
「ん?誰か来てるの?そういえば女の子の靴があったけど。」
「まひろちゃんこんにちは。」
弘斗の影から顔を見せる小山田梨果。
「小山田さん……!」
キッと弘斗を睨むまひろ。
「ちょうど良かった。まひろちゃん入って。」
小山田がランドセルを背負ったままのまひろを弘斗の部屋に招いた。
「……なんですか?」
「まひろちゃん。昨日お兄ちゃんが“おまじない”何回してたか知ってる?」
“おまじない”とはまひろ用語で“男の手淫”つまりオナニーのことである。
「9回ですよ。」
即答だった。
「ちょ!まひろ……」
「き、9回?!休日でもない放課後の短い時間に?!」
「ほぼ矢継ぎ早に9回してましたー!」
「へ、へぇ-……で、また名前叫んでシてたの?」
(ギクゥ!!)
「あー、えーと“かどやまー”って言いながら白い液出してました。へー今回は小山田さんじゃないんだーと思ったのでハッキリ覚えてます。」
「やっぱり……」
「ちょ……まひろ……」
「以前はその“かどやま”さん?が兄のおまじないでの定番だったのです。……残念ながら未だに叶わないおまじないみたいですけど。」
「よ、余計なお世話だっ。」
確かにまひろは角山奏音に会ったことがない。
「……室賀くん?」
「は、はい!何でしょうか小山田さん……」
「私でシた1日最高記録は8回だって言ってたよね?」
「え?あ、うん……」
確かに言っていた。
「やっぱり奏音には敵わないか……」
「は?!なんでそうなるの?」
弁解しようと焦る弘斗。するとまひろがピシャリとこう言い放った。
「お兄ちゃんハッキリしなよ。また小山田さんに振り回されっ放しじゃん。」
「お、おい……」
「私?!振り回す??」
「いや!小山田ちがっ……」
「お兄ちゃんの馬鹿っ!!」
「なっ!こらまひろ!!」
「フンッ!!」
バタン!!
まひろは弘斗の部屋を出て行ってしまった。
「ま、まひろ?!」
妹のまひろが帰宅した。
「何してるの?そんなとこで突っ立って。」
「えっと……」
「ん?誰か来てるの?そういえば女の子の靴があったけど。」
「まひろちゃんこんにちは。」
弘斗の影から顔を見せる小山田梨果。
「小山田さん……!」
キッと弘斗を睨むまひろ。
「ちょうど良かった。まひろちゃん入って。」
小山田がランドセルを背負ったままのまひろを弘斗の部屋に招いた。
「……なんですか?」
「まひろちゃん。昨日お兄ちゃんが“おまじない”何回してたか知ってる?」
“おまじない”とはまひろ用語で“男の手淫”つまりオナニーのことである。
「9回ですよ。」
即答だった。
「ちょ!まひろ……」
「き、9回?!休日でもない放課後の短い時間に?!」
「ほぼ矢継ぎ早に9回してましたー!」
「へ、へぇ-……で、また名前叫んでシてたの?」
(ギクゥ!!)
「あー、えーと“かどやまー”って言いながら白い液出してました。へー今回は小山田さんじゃないんだーと思ったのでハッキリ覚えてます。」
「やっぱり……」
「ちょ……まひろ……」
「以前はその“かどやま”さん?が兄のおまじないでの定番だったのです。……残念ながら未だに叶わないおまじないみたいですけど。」
「よ、余計なお世話だっ。」
確かにまひろは角山奏音に会ったことがない。
「……室賀くん?」
「は、はい!何でしょうか小山田さん……」
「私でシた1日最高記録は8回だって言ってたよね?」
「え?あ、うん……」
確かに言っていた。
「やっぱり奏音には敵わないか……」
「は?!なんでそうなるの?」
弁解しようと焦る弘斗。するとまひろがピシャリとこう言い放った。
「お兄ちゃんハッキリしなよ。また小山田さんに振り回されっ放しじゃん。」
「お、おい……」
「私?!振り回す??」
「いや!小山田ちがっ……」
「お兄ちゃんの馬鹿っ!!」
「なっ!こらまひろ!!」
「フンッ!!」
バタン!!
まひろは弘斗の部屋を出て行ってしまった。

