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第1章 限られた時間での日常

この世に、人には言えない秘密を抱えた人は何人いるだろう。

──背負った覚悟をそのままに人生を全うした全ての先輩達に敬意を表す。

死にたかった毎日が、終わりにしたいその日々が。
貴方のおかげでもっと生きたい毎日に変わった。

限られた時間のみ、好きな人と過ごせる。
限られた時間のみ、貴方を感じられる。
限られた時間のみ、日常を忘れられる。

「もっと早く、出会いたかったな」

どうして今なんだろう。
わたしの日常が、貴方に癒されていく。
貴方はどんどん私の中に入ってくる。

見えない境界線を幾重にも引いて
わたしは他人に踏み込ませない領域を
作っているのに

貴方はわたしを諦めなかった。
わたしの境界線を越えてくる。
わたしの知らない世界を教えてくれる。

「わたしを諦めないでいてくれて
ありがとう」

気がついたら、大好きが止まらない。