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ファーストファンタジー
第2章 勇者
「きゃああああ!!」

女の金切り声にビビる3人。

「今のは!?」

「おい誰かここを開けろ!」

「ケイトに任せて」

ケイトは杖を門に向けると何やらぶつぶつと言い始める。

すると門が軋みながら開いていく。

中にある門を開く装置を魔術で動かしたのだ。

「さすがだケイト。さあ行くぞ」



鉄壁の町と言われたラグナロク。

しかしなんと町は崩壊していた。

住民たちの惨死体が転がっている。

「おいおい要塞(笑)じゃなかったのか?」

「バカな……1度も悪魔たちに侵入されたことがなかったのに……」

そこに奇妙な鳴き声を上げて数体の悪魔が現れた。

3人を取り囲みゲタゲタと笑う。

「ジャック、ケイト。手加減してやれ」

「オーケー。可能だったらな」
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