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官能能力者 あおい
第32章 どきどき♡おうちデート:がんばれ♪乙女回路
あああ・・・もう・・・それ以上は言っちゃダメ!
「あ、あおいちゃん・・・」
委員長がぐいと私を部屋に押し戻す。
机の上にお盆を置くと、私を座らせ、自分も正座をして正対する。
「あおいちゃん」
もう一度名前を呼ぶ。
え?え?
「ずっと・・・隠していたんだ・・・でも・・・。
皆、ぼくのことを真面目だーとか思っていると思うけど、
ああいう本が結構好きで・・・
それで、あおいちゃんのことも・・・」
非常に言いにくそうに言葉を切る。一体何を言うつもり?私のことが・・・?
唇を噛んで、しばし沈黙の後、意を決したように顔を上げて、
「たまにそういう目で見てしまうんだ。本当に・・・ごめん」
「へ?」
・・・目が点になる私。
つい、間の抜けた声が出た。
「へ?って・・・」
委員長もオウム返しのように声を出す。
あ・・・そうか・・・
私にとっては、そんなの委員長を好きになるより前から知っていることだったから、驚くことでもなんでもないのだが、委員長自身にとっては一世一代の大告白・・・ということか?
「びっくり・・・した?」
おそるおそる聞いてくる。多分、今の「へ?」も、私が驚いて声も出ないという「へ?」だと思ったのだろう。
「ち・・・違う!全然。全然違う!」
私は思わず否定した。なんか、私のほうが言い訳しているみたいだ。
「え?・・・どういう?」
委員長が困惑する。
「ぜんぜん、そんなことなくて、嫌とかなくて。むしろ・・・嬉しいっていうか」
あああ・・・私も動揺している。
何を言っているの?
「いや、でも、僕は、だから、みんなが思っているような人じゃなくて、ずっと、あおいちゃんのこともそんな目で見てしまっていて・・・き、嫌われたらって思ったら怖かったんだ。
でも、あおいちゃんがすごく、すごく、かわいくて、魅力的で・・・ずっと・・・ずっと考えちゃて・・・。」
委員長が顔を真っ赤にして、独り言のように、囁くように言う。
肩がふるふると震えている。
その言葉には委員長の気持ちがいっぱいこもっていて、私はそれに圧倒される。
なんか・・・すごく・・・嬉しいよ。
「初めてキスしたときも、全然眠れなかったし、そのあ・・・あとも、あおいちゃんを見るたびに、いやらしいこと考えちゃって・・・。いけない、いけない・・・って思うんだけど。」
「あ、あおいちゃん・・・」
委員長がぐいと私を部屋に押し戻す。
机の上にお盆を置くと、私を座らせ、自分も正座をして正対する。
「あおいちゃん」
もう一度名前を呼ぶ。
え?え?
「ずっと・・・隠していたんだ・・・でも・・・。
皆、ぼくのことを真面目だーとか思っていると思うけど、
ああいう本が結構好きで・・・
それで、あおいちゃんのことも・・・」
非常に言いにくそうに言葉を切る。一体何を言うつもり?私のことが・・・?
唇を噛んで、しばし沈黙の後、意を決したように顔を上げて、
「たまにそういう目で見てしまうんだ。本当に・・・ごめん」
「へ?」
・・・目が点になる私。
つい、間の抜けた声が出た。
「へ?って・・・」
委員長もオウム返しのように声を出す。
あ・・・そうか・・・
私にとっては、そんなの委員長を好きになるより前から知っていることだったから、驚くことでもなんでもないのだが、委員長自身にとっては一世一代の大告白・・・ということか?
「びっくり・・・した?」
おそるおそる聞いてくる。多分、今の「へ?」も、私が驚いて声も出ないという「へ?」だと思ったのだろう。
「ち・・・違う!全然。全然違う!」
私は思わず否定した。なんか、私のほうが言い訳しているみたいだ。
「え?・・・どういう?」
委員長が困惑する。
「ぜんぜん、そんなことなくて、嫌とかなくて。むしろ・・・嬉しいっていうか」
あああ・・・私も動揺している。
何を言っているの?
「いや、でも、僕は、だから、みんなが思っているような人じゃなくて、ずっと、あおいちゃんのこともそんな目で見てしまっていて・・・き、嫌われたらって思ったら怖かったんだ。
でも、あおいちゃんがすごく、すごく、かわいくて、魅力的で・・・ずっと・・・ずっと考えちゃて・・・。」
委員長が顔を真っ赤にして、独り言のように、囁くように言う。
肩がふるふると震えている。
その言葉には委員長の気持ちがいっぱいこもっていて、私はそれに圧倒される。
なんか・・・すごく・・・嬉しいよ。
「初めてキスしたときも、全然眠れなかったし、そのあ・・・あとも、あおいちゃんを見るたびに、いやらしいこと考えちゃって・・・。いけない、いけない・・・って思うんだけど。」